
10月の授業研究の会 10月17日 9:00~ 壬生ホール
O先生
陸上部の市の顧問となった。市の陸上大会へ向け、長距離とリレー練習に取り組んでいる。
リレーのブルーゾーンを使った、バトンの練習方法を教えてほしい。
HR先生
職員室で、毎日のように教材解釈や、効果的な指導法について話合っている。
職員室が充実している。
HR先生
学校でごんぎつねを読んで、家でさらに教材を研究するのが楽しい。
6年生の図工の評価の仕方(子ども同士)がむずかしい。
互いに評価し合う
個人で評価
SM先生
やまなしの記録をとりたかったが余裕がなかった。
複式だと人数が少なくて意見がでなくて、教師の引いたレールに載せるしかなかった。
子どもも意見を出すけれど、言うだけでつながっていかない。
どうやったら主体的につながっていくのか。
河島
①組み体操で事故が起きている。特に十段のピラミッドで多くの怪我人がでている。
危険なのにどうしてこうした過度の組み体操がなくならないのか。
子どもたちに達成感を感じさせたいと思うし、見ている人たちにも感動してほしいと教師が願うからだ。
だからやめられない。
他の方法を知らない。
しかし十段でないと達成感がないのだろうか。
感動がないのだろうか。
もっと安全な技や、個人個人の技でも、美しさやひたむきさで、感動を与えたり達成感を与えられないだろうか?
この会では、柔軟運動。跳び箱運動で、すばらしい実践が報告されている。
すばらしい感動を与えている。
運動会が近づいたからとそのときだけ組み体操を行うより、日々の実践としてずっと続けている内容をを発表する方が意味がある。
②光明小の校長から電話があった。
京都の写真家が、子どもたちの美しい姿を撮影に来た。
当時の教育が続いていると思ってきた。
校長が代われば、教育は続かない。
この写真家は、大阪の寝屋川の桜小でのオペレッタを見て感動した。
斎藤喜博の写真集でびっくりした。
そういう写真集を作って世に出していきたいと思い、光明小に訪問した。
③メンバーの実践を、さらっと読むだけではだめ。
上には上がある。
ここで勉強してすごいことを学んだと思っても、もっとすごい先生がいることを知るべきだ。
愛知の会で、尾上先生がずばっと指摘をする。
ただ、そうなんだ、こういうことなんだと上辺だけを見ていては力がつかない。
尾上先生は、同じ仲間の実践でも、だめなものは「それはだめ。」と指摘する。
尾上先生がよくないと指摘している見方は、概念的か本当に子どもの内面からの表現かについてだ。
どんなに上手でも、概念的に描かれている絵はだめ。
それれは、作品主義だ。
見栄えのある絵、美しい絵を求める作品主義で教育していくと、絵の上手な子が伸びる、下手な子は下手なまま。
なぜこの作品に取り組むのが大事。
たとえば体操している自分を描く絵では、みんな苦しい思いをして体を伸ばしたり、足を一生懸命に努力したりしている。
だから、顔の表情、あご、指先にいたるまで、体験した思いが表現されていなければならない。
体を支える、手は、大きくなければ支えられない。
そのときの、思いを一番知っているのは子ども。教師の指導は、その思いを鮮明に呼び覚ます言葉がけをする。
「酒井式とのちがい」だ。
④文科省は国立大学で、人文社会系と教育系をなくしていく。
人文社会系の学問は知の泉。
それぬきに、経済発展を追求しても社会は空洞化する。
多様な価値観をなくせば、軍国主義と同じ。
統制するといろいろな考えが消されていく。
今、国が、経済、金儲け、軍事の充実に舵を切っているように見える。
⑤アクティブラーニングは体験学習、グループ学習、ディべードをやればいいだろうというように、言われる。
しかし、それはずっと昔から行われている。
なぜか。課題がないからだ。
一番大事なのは「聴く」ことだ。
それが忘れら去られようとしている。
⑥図書館が変わった。
昔は、その本をだれが借りたか分かる。
その本がなくても、他の図書館から取り寄せられる。
借りたのを、天竜に返せば、もとのところに返すことができる。
冷暖房完備。みなさん、ぜひどうぞ。
57回 |
11月14日 | 土 | 9:00 | 15:00 | 天竜壬生ホール | 第1会議室 |
58回 | 12月12日 | 土 | 9:00 | 12:00 | 天竜壬生ホール | 第1会議室 |
私のブログに3回に分けて感想を書きたいと思います。読んでください。次回会ったときに詳しく話し合いたいですね。校長先生によろしくお伝えください。
授業研究の会で理想としている授業に近づけたかどうかは自信はありません。でも、私だけが満足する授業一部の子だけが満足する授業ではなく、どの子も十分話をしどの子もあれこれ考える授業に少しは近づいたかなという感触は持ちました。
今回、従来光明小から続けてきた戸田先生の授業スタイルに、石井先生の授業を参考にして、自分なりのアレンジをしました。
今まで、このスタイルで私が授業をする場合、自由発言で議論を続けようと考えていました。すると、確かに会話は続いているように見えます。しかし、発言したい子は自分の考えを持っていて、前の発言者が座るとミーアキャットみたいに立ってその自分の持論を言う...の繰り返しでした。今までその子が「A」の意見を持っていたとすると、前の発言者の意見を聞いて「A”」に変わった発言をしてほしいのですが、それができませんでした。
議論しているように見えるけれど、聞き会っていないから、互いに主張し合って、妥協したり変容したりしないのです。結局力の強い者が勝つみたいな感じで議論が終わっていきます。
私に力があれば、戸田先生のように、子供たちがそれを自然と行っていくことができます。でも、それだけの力はありません。
そこで、このようなシステムにしました。まず一人の子供が発言する。それに対して必ず隣の友だちと、その意見について、感想・賛成論・反対論・付け足し論を話合う。そして、意見がまとまったら発言する。といった具合です。
これだと、一人が発言した後ざわざわしますが、必ず前の発言によって、次の発言者の意見は、「A”」になります。また、どの子も発言者の意見を聞かないと隣の友だちと会話できないので、発言者の意見を聞き漏らさないように聞かねばなりません。また、全員が、絶えず話しをするので「お客さん」でいる時間が減ります。
そんなイメージで今までの私の授業スタイルを今年は変えて試しています。見栄えは良くないと思いますが。