映画『食堂かたつむり』

人間って、自分以外の誰かがパクパク食べてる所を見ると「幸せ」って感じるように
ＤＮＡに記憶されてると思うのです。
例えば・・・飼い犬・飼い猫・・・
例えば・・・赤ちゃん・・・
例えば・・・動物園の動物・・・などなど・・・。
何気に、食事してるところ見るのって楽しい気分になるもんね♪
そんな事を考えちゃった映画♪

・・・どうっ・・ちゅ～～ことないストーリーでございます。
宣伝のＣＭで、お母さん役の余さんが「私、癌なんだって！」っての見た瞬間・・・
はあ～～～・・そういうお話ですか・・だったが・・・・

高校生やら、近所のおじさんやらおばあちゃんやらの
なんてことないお食事シーンを見ていて
・・・涙してしまった私。
・・・まだまだ・・・超！純粋かもっ？！！・・・と自分で自分を褒めました。
ストーリーが（単純なのに）良いのか、私の心がピュアすぎるのか・・・
どっちなんだ？？
・・・と自分に自分で問いかける。（笑）

・・・・・などなど、考えながら
物語は終盤へ向かい・・・・

ラスト・・・・ふくろうのほにゃららら・・・を、倫子ちゃんが見つけるシーンにて・・・

あ～～～～～～～！
お母さん（余さん）・・・・・貯めてたお金、畑じゃなくて銀行じゃなくて・・・

・・・ここに仕舞ってたんだあ～～♪

・・・って思ってしまった私は・・・・
（自分）「心がピュア」どころか・・・・・もう・・・薄汚れすぎてダメかもしんない・・（涙）

俺は見つけたい～～金で買えないものを～～♪って常々思って生きてるのに（嘘です）
一番初めに（間違って・・）見つけてしまった・・かね・・・金・・（涙）

・・・軽く自分にショックでございました（笑）

しかし・・・ここ（↑）いいラストシーンです。
そして良いエンディング曲です♪（←これ目当てで行った♪）
画面にお名前・・・で、テンション上がるね・・・♪うひひ♪

最初から最後まで・・・
田中哲司が素晴らしすぎた・・・っ！！（笑）
田中哲司ファンの為の映画である！！・・と言い切っても過言でないかもっ！
私は、めっちゃ喜んだね！！

「飲みに来てんだから、馬で来るしかないだろうっ！」
・・・って、白馬で飲みに来るシーンは最高でした！！
お酒飲んだら・・・車は確かにイカンが馬ならいいのだろうか（笑）？？
あと、お母さんの結婚式で泣きながら白馬を引いてくるとこ・・・。もう、最高っ！！

映画『ゴールデンスランバー』

『ゴールデンスランバー』（伊坂幸太郎著）も読了！！
向かうは近所のシネコン・・・・♪

原作がかなり面白かったので、映画・・・になったら
そうでもないかなあ・・と思っていたが
原作以上の面白さ！！映像で迫力っ！！・・・更に増・・・♪

それに・・・なんといっても
洋楽を一切聴かないので、全く知らなかった『ゴールデンスランバー』って曲が
聴けたのが嬉しかった！！いや～～ん♪ピッタリです！

主人公（堺雅人様）が、何に追われてるのかは結局最後まで分からない・・・という
何気に中途半端で終わるお話なのだが（・・・本を読み終わった時点では頭の中「？」状態）
映像になると、それが全く気にならないのが不思議だった。
この作品って・・・・・・
ミステリー・・・
（本の帯には「2009年このミステリーが凄い部門・第１位って書いてあったゾ！）
なんだろうけど
・・・・いやいや・・・・超！！「人情モノ」ですっ！！
浅田次郎先生も（きっと）真っ青だよ・・・ってぐらい！

あの場面も（割愛）あの場面も（割愛）あの場面も（割愛）
最後も・・・・・・
泣けるってば・・・・！！

それに加えて、張りめぐらされてる伏線・伏線・・・が
（・・・急にそんな人現れないだろうっ！・・とツッコミつつも・・・）
ラストに向かって、きゅ～～っと結ばれてゆくあたり・・・感動！！

とっても素晴らしい映画でした～～！
堺さんもとっても素敵だったけど、吉岡君の大学時代も素敵だったし
香川照之さんが・・・よくお仕事されてるわねえ・・って感じで・・・（素敵）

花火工場の轟社長のセリフ・・・よかったな♪（本では（↓））

　　「花火ってのは、いろんな場所で、いろんな人間が見てるだろ。もしかすると
　　自分が見ている今、別のところで昔の友達が同じものを眺めてるかもしれねえな、
　　なんて思うと愉快じゃねえか？」

ノスタルジー感も交えつつ、ミステリーで、それでいて人情モノ・・・
・・なのに、かなりまとまっている秀作！！