賢雀の贈り物・・・パート３♪

昨年末にもうちにやってきた賢雀・小雀Ｈが、
更に立派になって（更に更に雀界でかなり出世しているようだ）
またまた突然うちにやってきた。

「義理を忘れた訳じゃね～ってんで、中元の挨拶にちょっくら寄らせていただきやした・・・」

「立派になった・・というより・・ちょっぴりフケたね♪」の、私の言葉に
いささか気を悪くしたような小雀・・もとい雀Ｈ・・・。ごめんごめん・・・（笑）

「・・・で、今年の贈り物は何かな？」・・とワクワクする私♪

立派になった雀Ｈが、差し出したのは大きなツヅラでも小さなツヅラでもない
普通の箱だった・・・。

・・・開けてみる。


「貯金すべし！！」
・・・とだけ書かれた紙切れが一枚！！なんじゃこりゃ？！

「なにようぅ～～～～！！今年はこれだけなの？！」

「かずりんさんに『希望』という名の贈り物です・・・」と雀Ｈ・・・。

「なんでこれが『希望』なのさ・・・？」

「もう・・・そろそろ・・・仕度しておいて良い頃かと思い
その心の準備としてこの言葉を・・・。台所にでも貼っておいてださい。」

「あ～～～～～～♪
さては、その身体能力を生かしてト○ズ・・・に行って、なんかいい話仕入れてきたねっ？！
でしょ？でしょ？！（喜）もうツアー始まるって？！どう？どうなのっ！」

「いいえ・・そんな所には行ってません。」

「あら？そう・・。じゃ・・もしや・・ロー○&スカイの方に行って調べてきたとか？
省吾さんがツアー始めるとか？（喜）」

「いいえ・・そちらにも行ってません。」

「・・・（怒！）・・・じゃあ、なによ？！
なんの根拠もなく、こんな紙切れ一枚で『希望』という名のお中元かよっ！」

「・・・・貴女のっ！！
貴女の愛と希望は『根拠』がなくちゃ成立しないんですかっ？！（怒！）」
・・・と、突然逆ギレする雀Ｈ！！！
・・・びびる私・・・。

「今頃から初めて丁度良い頃なんですよっ！
どうせ無駄遣いするんだし・・・！
事が起こるのが遅すぎるなら、事が起こった時に余裕をもって行動できるほど貯まってるだろうし、
早すぎたら・・・それはそれで・・・嬉しいでしょっっ！！！」

突然雀ごときに怒られ、呆然と立ちすくむ私を尻目に
雀Ｈは飛び立っていってしまった・・・・。

『希望』という名の下に「貯金すべし！！」と書かれた紙切れを一枚残し・・・・。
・・・雀界も景気が悪いんですよ・・・と素直に言えばいいのに・・・。

久しぶりに出会った直後から怒らせ、そして怒って飛び立った雀Ｈは
この先もう・・・何も持ってきてくれないかもしれない・・・。
「あの時はありがとう♪お陰で・・・♪♪♪」と一言お礼を伝えたい・・・
・・・と、心から思える日が・・・早く来て欲しい・・・（完）

※すべてでっち上げのお話です。