一歩一会・・・♪

日々のお仕事の事や、趣味、旅行関係についての自分記録♪

ありがたや・・・♪

2023年01月11日 | 日々♪
娘の所に赤ちゃんが生まれた。
育休とやらを使って旦那さんがべったり面倒を見てくれてるので
娘も楽だし・・・・私も楽!!なんもすることないので見に行ってすぐ帰る。
友人たちとは予定していた計画を予定通りこなせてるし・・・・まさに楽天♪
ありがたいことです!!


奈々子に <吉野弘>

赤い林檎の頬をして
眠っている奈々子。

お前のお母さんの頬の赤さは
そっくり
奈々子の頬にいってしまって
ひところのお母さんの
つややかな頬は少し青ざめた
お父さんにも ちょっと
酸っぱい思いがふえた。

唐突だが
奈々子
お父さんは お前に
多くを期待しないだろう。
ひとが
ほかからの期待に応えようとして
どんなに
自分を駄目にしてしまうか
お父さんは はっきり
知ってしまったから。



お父さんが
お前にあげたいものは
健康と
自分を愛する心だ。


ひとが
ひとでなくなるのは
自分を愛することをやめるときだ。


自分を愛することをやめるとき
ひとは
他人を愛することをやめ
世界を見失ってしまう。


自分があるとき
他人があり
世界がある


お父さんにも
お母さんにも
酸っぱい苦労がふえた


苦労は
今は
お前にあげられない。


お前にあげたいものは。
香りのよい健康と
かちとるにむづかしく
はぐくむにむづかしい
自分を愛する心だ。



良い詩だなあ・・・・。しみじみ沁みる・・・。
しかし若夫婦は・・・こんな素晴らしい詩を読んでしみじみしてる暇はない感じ。(笑)
先日友人Tちゃんと
「ありがたや 今年の蚊にも くわれたり」って俳句があったんだけど
この年になるとわかるよね~~と大爆笑!!
詩でも俳句でも・・・しみじみ感じることができるようになるのは
・・・・これから!!なのかもしれない・・。

追記
帰ってきた旦那にこの詩を読んであげたら、私と同じ感想。
「若いうちはこの詩の良さはわからんで!」だった。
ついでに「夕焼け」も読んであげたら
「そういう繊細な子は、二度そういうことがあったら
席には座らずもう立っとかなあかんねん!・・・ていうか若いねんから
そもそも立っとけってだけの話ちゃうん?」という感想。
・・・・年齢によっても「詩」の感じ方は変わるが
関西人というのでも「詩」の感じ方はかわるのかもしれない・・・・。