一歩一会・・・♪

日々のお仕事の事や、趣味、旅行関係についての自分記録♪

映画『嫌な女』

2016年09月03日 | こんな映画観てみました♪
映画『嫌な女』見てきました。
監督が黒木瞳さん・・・ってのと、『嫌な女』ってのが・・・なかなか素敵な題名なので
見に行こうと決めた。



吉田羊さんと木村佳乃さんの演技が素晴らしかったけど
ストーリー的には可もなく不可もなく。
面白くないことはないが、取り立てて心に引っかかることもないお話。
これは好みの問題だな・・・と映画を見ながら。

木村佳乃さん演じるハチャメチャな『嫌な女』
人に距離を置いて弁護士なのに『共感力』がない『嫌な女』(吉田羊さん)
この二人が絡みながら、少しづつ変わっていく話なんだが・・・
まあ、よくあるっちゃよくあるパターンかな・・・(すいません・・・)
・・・って思ってしまってる私が
一番『嫌な女』だなあ~~・・・・とエンドロール見ながら思ってしまった(笑)




自宅に帰ってきて、中島みゆきさんの
『怜子』を聞きました・・・・
『嫌な女』・・・といえば、これだよ・・・・・

ひとの不幸を 祈るようにだけは
なりたくないと願ってきたが
今夜 おまえの幸せぶりが
風に追われる 私の心に痛すぎる・・・・



誰でも絶対もってるであろうこの感情・・・
潜伏してるだけで誰でも持ってる『ヘルペスウイルス』のように
なんかの拍子に出てくるこの感情。
なりたくないのに・・・なってしまう・・・『嫌な女』
その切なさを100%表現しちゃってるこの歌の
凄さが染みる夜でした・・・。
(映画の感想から、また離れちゃった・・・・)

『困難な結婚』読了!

2016年09月02日 | こんな本読んでみました♪
内田樹先生の『困難な結婚』読了!





家事が『苦役』とも思わないし・・・
姓が変わろうが変わろまいがどうでもいいし・・・
取り立てて、今の結婚生活に不満はないのだが
9月にグランフロントのでっかい本やさん主催の内田先生の講演会に申し込んだので(♪)
「読んどかなくちゃ♪」と読ませていただきました!!


なかなか面白かった!!

私的なことを公的にするため、公の前で誓うのが結婚式!!
人間が今以上に成熟するために必要なのが結婚・・・・
なるほどねえ・・・・

コップのふちから水をこぼさない(不満をコツコツためて
離婚にいたらないようにするには・・)ために必要なことは
些細な『うまくゆかないこと』を日々、ひとつづつ片づけて
日々、自分が『機嫌よく暮らせるか』に
自分を持ってゆくこと・・・・

これって、『結婚』だけじゃなくて
すべてに言えるよねえ・・・。
機嫌よく・・・気分よく・・・暮らすために
気になる『今』汚れてて、少し気になる床を拭いておく・・・
かがんで拭くのは
ちょ~~めんどくさいが・・・・それをすることによって
『機嫌のいい私』を維持できる。この積み重ね・・・!!



そして、以下気になる場所抜粋!!


人間は成熟するために
『いま・ここ・わたし』という閉域から外へ踏み出さねばなりません。
自分の手持ちの価値観や、美意識や、世界観から一歩外へ踏み出さねば
なりません。


・・・って所と
この項の冒頭部分

山でも巨石でも巨木でも滝でもなんでもいいと思いますよ。人知を超えたものに
誓うのであれば。人間の賢しらを超えた水準に「超越的な秩序」が存在することを
前提にしないと、そういう態度は取れませんから。


・・・以上の二点を読んでいるうちに・・・・

頭に思い浮かんだ歌詞・・・・・
浜田省吾さんの『J.BOY』!!

水平線登る太陽の中・・・突き抜けたいこの歌の主人公のと一緒に
ライブ会場なる『大いなる場所』で『人知を超えたものに』(・・雰囲気)
腕を振り上げながら『誓う歌』・・・・・『J.BOY』!!(・・と私は思うんだが(笑)・・)

盛り上がるよねえ・・・♪

楽しみです・・・。
・・・って、本の感想から離れて、すっかりライブの妄想で
気分盛り上がっちゃった!(笑)

『困難な結婚』の内田先生の講演会・・・・
どんなお話が聞けるか楽しみ~♪
60代の内田先生と浜田省吾様に会えるこの9月・・・・芸術の秋になりそうです♪

自分を愛する心・・・♪

2016年09月01日 | 書道関係
昨日、男の子の生徒さんが退会された。
中2のY君。
「出会ってから何年になりますかねえ?」と
ご挨拶に来てくださったお母様にお尋ねすると
「8年なんですよ~!昨日の晩、息子と一緒に数えたんです!」

ひ~~~♪長いお付き合いでした!!
Y君が来ると、なんとなく教室が賑やかになり(・・なりすぎるときもあったが・・)
多少ふざけたところはあるが、素直で可愛い男の子。
お習字の教室に、中学2年の夏まで来てくれるなんて・・・
・・・なんか凄いぞ!!

そんなY君が、昨晩で終わり。

『名所史跡』と『百戦錬磨』と練習し
最後の一枚・・・・

「なんでもいいから好きなものを書きなよ!!」

・・・っても、すぐに思い浮かばんわな・・・(笑)
悩むY君・・・・

「え~~~!どうしようかな?なやむ~~・・・
・・・・・じゃあ・・・・・
自分の名前書くわっ!」

「ええやんっ!それっ!!
あんた、自分の事、大好きやもんなっ!!」

・・・に、教室中、大爆笑!!(笑)

「そやで!
俺、自分、好きやねん!しかも書いたこの字と
一生のお付き合いやし!」

・・・おっ!
なんか哲学~~!!

書いたその字を、教室に置いて・・・
(持って帰れば~~・・と言ったが、置いといてだとさ!(笑))
そしてY君は教室を後にした・・・。

・・・取り立ててさみしくもない・・・。
同じ市内にいるというこのことだけで、そんなにさみしくないなあ!
凄いぜ!同じ空の下って・・・(笑)
(来年から、Y君の妹ちゃんが来る予定だし♪)



自分の名前を書いて、自分が好きやねん!・・と言って
爆笑をいただいて帰っていったY君を見て思い出した詩・・・・。


奈々子に <吉野弘>

赤い林檎の頬をして
眠っている奈々子。

お前のお母さんの頬の赤さは
そくっり
奈々子の頬にいってしまって
ひところのお母さんの
つややかな頬は少し青ざめた
お父さんにも ちょっと
酸っぱい思いがふえた。

唐突だが
奈々子
お父さんは お前に
多くを期待しないだろう。
ひとが
ほかからの期待に応えようとして
どんなに
自分を駄目にしてしまうか
お父さんは はっきり
知ってしまったから。

お父さんが
お前にあげたいものは
健康と
自分を愛する心だ。

ひとが
ひとでなくなるのは
自分を愛することをやめるときだ。


自分を愛することをやめるとき
ひとは
他人を愛することをやめ
世界を見失ってしまう。


自分があるとき
他人があり
世界がある


お父さんにも
お母さんにも
酸っぱい苦労がふえた


苦労は
今は
お前にあげられない。


お前にあげたいものは。
香りのよい健康と
かちとるにむづかしく
はぐくむにむづかしい
自分を愛する心だ。



中2って、爽やかでいいねっ!!
自分を愛してる中2って・・・・いい!
心の中は、人生で一番複雑な時なんだろうけどね・・・。

そして・・・・私は・・・心の中で・・・・・

己が名を ほのかに呼びて 涙せし 十四の春に かえる術なし (石川啄木)


遠い涙目で苦笑い・・・。