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映画・がんばっぺフラガール

2011-11-02 22:08:41 | 小春的〝小映画〟
私のドキュメンタリーゆえ伝わる度   

東日本大震災で被災し、大きな被害を受けた福島県いわき市の温泉施設スパリゾートハワイアンズ

そこのダンスチーム「フラガール」・・・2006年の映画でも有名ですよね。の震災後の姿を追った

ドキュメンタリー映画「がんばっぺフラガール!」~フクシマに生きる。彼女たちのいま~観ましたよー。

ナレーションは映画「フラガール」に出ていらした蒼井優さんがつとめていらっしゃいます。

登場するフラガールの方々の背景は今の福島県に住む多くの方々と重なる部分多いです。

家族を亡くされた方。他に家を流され、仕事も無くなり、ペットと一緒に住むこともかなわない多くの方々。

さらに原子力発電所近くに住んでいた方々は自宅に帰ることもままならないまま避難生活を続けていて。

一体何重苦背負わなければいけないの。なのにフラガールの彼女達は地方巡業とも言える全国キャラバンに出ながら舞台の上ではいつも笑顔。

悲しさも苦しさもやるせなさもこれっぽちも見せない。

フラの優雅な振りと柔らかな音楽、これほどにかけ離れた現状を抱えてなおも笑い、踊り

時には避難されている方々を慰問することもあって。

フラガールの方々だけではなく温泉施設スパリゾートハワイアンズの従業員

バンドメンバー、男性ダンサーたちもまた生活が何もかも一変していた。

映画としてだけとらえたら封切りを急がなきゃだったから?少し雑さを感じるところはありました。

だけどすぐに封切りを急いで正解だったのだと思いました。

この映画が起こす、どんな形であってもウェーブ。スパリゾートハワイアンズに行ってみようと他都道府県の人が思い実際行かれることでも

どんな配分契約かは知る由も無いですが、映画収益は何らかの形で被災地に回るであろう、回って欲しい。

映画を通して現況を内外に知らせること。

あるいは被災された方々がこの映画をご覧になってフラガールの方々の頑張りに共鳴されること、これはそうなっていただきたいなーという願いですが

普段観ている映画の世界とは違った、自国で1,000年に一度とも言われる実際に起こった
災害後のドキュメンタリーだから

どんな時でも笑ってステージに立ち続けるフラガールの方々を観ているうち泣きそうになったのですが

安易に泣くだけなんて申し訳無さ過ぎると思い返しました。で、急にこらえたから鼻の奥が少し痛苦しい感じが終演まで続きましたが

泣く資格の無いものが涙流す申し訳ないことだけはせずに済みました。

普通の生活をしていてすいません。感じ方が少し鈍感になりかけていること自覚しています、すいません。無力ですいません。

今にいたるまで援助物資を少し送った。赤十字が母体の募金活動に参加し募金呼びかけに立った。震災直後給料のパーセントかを義援金に寄付させてもらった。その後も時々募金箱に寄付している。

これだけでした。だけど、これからも出来るところをお手伝いして、非力ですが少しだけでも支える方に回りたいと思っています。

が、いまだ現地に出向いてのお手伝いは行けてなくてすいません。

そんなことを思いながら画面を追っていました。

機会がおありになればですが、同じ日本人として一人でも多くの方々に観ていただければいいなぁーと思う映画でした。

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