DNFを告げてから、甘い冷たい物を飲みたくなりました。
スタッフの方に尋ねると、500mくらい行ったところに自販機があると教えられました。
今の僕には500m歩く気力がないので、諦めて戻ろうとしたら
スタッフの方が「時間のある時に買ってきてあげる」と言われました。
スタッフの方は忙しいから、頼んだりするのはよくないのですが
お金を渡し甘えることにしました。
その後、横になってスマホを確認すると、着信が何件か入っていました。
職場からもかかってきていました。
すぐに電話をかけて、対応していると、スタッフの方がコーラと水を持ってきてくれました。
電話対応中だったので、満足にお礼を言えなく、本当に申し訳なかったです。
電話対応が終わり、コーラを飲んだのですが、受け付けず
諦めてまた休むことにしました。
17時前後に、AS2でDNFした人を集めて、マイクロバスで移動しました。
まず、AS3に移動し、そこでDNSの人を数名乗せて、ドロップバックがあるAS4に移動しました。
その間、県外から参戦している人は、今夜の宿を確保するために電話をかけていました。
他県でウルトラに参戦しDNFするとそういう問題もあるのだと実感しました。
18時前後に、AS4に到着。
ドロップバックを受けとると、また別のバスでゴール地点に移動することになります。
ここでチームの人と合流する事が出来、暖かいスープをいただきました。
すると、飲めます。
この時のスープは本当においしかったです。
また、チームのみんな全員がAS4を通過した後、
車でゴール地点と、車を駐車している地点に送ってもらいました。
本当に助かりました。
僕は先に戻らせてもらい、22時に家に到着しました。
片付けをして、24時に就寝。
6時に起きて朝ごはん。
久しぶりの食事です。うどんを作ってくれていました。
優しい味でした。
僕は、またゴール地点の萌の里に向かいました。
チームのみんなは5時過ぎにはゴールして、僕がついた頃には帰路についていました。
チームのみんなには会えませんでしたが、僕にはもう一つやることがあります。
大阪の先輩がまだ走っています。
先輩から、10時~10時30分の到着予定と連絡が来ました。
9時前に萌の里に到着。
かなり強い雨が降っていて、山はガスってました。
もともと、ARTの最後の山である俵山の下りはかなり急で、雨のせいで選手は泥だらけになって帰ってきていました。
でも、みんな楽しそう…
先輩はなかなか帰ってきません。
この雨なので仕方ないと思います。
すると11時30分前に先輩が帰ってきました。
かっこよかったです。
先輩、完走おめでとうございます。
また、俵山で渋滞が起きており、関門時間が撤廃され、
関門時間の12時を過ぎても続々とランナーさんが帰ってきていました。
みなさん、泥だらけですが、すてきな表情でした。
ぼくもいつか、完走できるようになりたいと思い、萌の里を後にしました。
振り返りです。
今回(AS2まで)の高低表はこちらです。
40kmも走っておらず、いつも大会後にくる筋肉痛もなく、逆にそれはさみしいことだと実感しました。
でも、阿蘇の山々は逃げないので、またぼちぼち走りながら、
いつか完走できるようになりたいです…
最後に…
ARTに係る関係者の皆さん、ボランティアの皆さん、
本当にありがとうございました。
そして、牧野を解放してくださった農家の皆さん、
農家の皆さんの協力なくして、このコースを走ることは不可能です。
あの景色の中を走らせてくれて、感謝でいっぱいです。
次は、後半の南外輪山まで走れるように頑張りたいと思います。
ARTは本当にすてきな大会ですよ。
皆さんも阿蘇に来て、美味しいもの食べて、たくさん遊んでください。
阿蘇の復興とともに、ARTが今後も素敵な大会であり続けますように…
最後まで、読んでくれてありがとうございました。
おわり