役所 信太のひとりごと。。。(カウントダウン365×4→0)

旅先で感じたことや報道など私的に思うこと

バスに乗ってサロベツ原野へ ●●

2011年07月09日 23時33分38秒 | Weblog
小雨がパラパラ舞う いや~な天気・・・。

それでも今日は
サロベツ原野に向かうことにしました。

朝一のスーパー宗谷に乗って
豊富駅まで来ました。
6両編成に増結していたため
後ろ2両扉が開かなかった。


列車は札幌に向けて出発

すごい霧・・・


駅前もすごい霧

人影のない駅前・・・


豊富駅から沿岸バスに乗って・・・

そう言えば
前回来た時だったか
幌延駅から
この会社のバスに乗って
留萌まで行った記憶が蘇りました。

今日はサロベツ原野へ。


定刻にバスは出発。

貸し切りでした。

市街地をしばらく走るも人影は無く

街中まで霧が立ち込め
映画のゴーストタウンのワンシーンみたいでした。

バスは10分ほどで原野のど真ん中へ


降りるために降車ボタンを押すと
運転手さんが
こんなとこで降りてもなにもないぞ~と
先まで行くことを促すが
私は何もないここが気に入ったので下車したのでした。

乗って来たバスが霧の中に消え


辺りを見回すと

道路の先は霧

右も左も地平線と霧

とりあえず戻ることにしました。


原野って
遠くで見ていると低い草の草原かなって思っていましたが
近くで見ると結構背が高い草が多いのに驚きました。

まるで稲のようで・・・。


下が土でなく、湿地帯。

しばらく歩くと

表札が出てきました。

この風景はポスターで見たこと有ります。
今回は霧で見えませんが
この先は利尻山が見える場所のはず・・・。

ここだったのですね。

先を進むと
草原は樹海に代わり・・・


更に進むと次のバス停まで来ていました。

ここはビジターセンター


中を見学することに・・・


サロベツ原野は
泥炭がいっぱい存在していた
エネルギー資源の宝庫だったそうです。



資料館を後にし、
湿原内を遊歩道が設置してあるので
そこを歩くことにしました。


資料館を見学している間に
霧がだいぶ晴れていました。



これが堆積して泥炭になる。

ただし、1年に1mmしか蓄積しない。
5つ前の写真のようなブロック状の厚さになるまでには100年は掛かる・・・。





空が明るくなってきました。




遠くを見るとやっぱり地平線




エゾカンゾウがいっぱい咲いていました。

少々ベンチで一服しながら見学



この先を抜けると終点



ビジターセンターを後にし

豊富駅まで歩くことにしました。


ずっとまっすぐ

3kmほど行くとバス停が有り


ここで久しぶりのカーブ




先を進むと

駅がだんだん近くなってきたような感じが・・・



牛乳公社さん、
この地区のほとんどの牛乳が
ここから出発するようです。

どこの街にもある資料館

行政って本当にこういった類が多い。
もっと広域で考えればいいのに
無駄だなぁ~・・・。

と思っていると
踏切

駅が見えました。

行きはバス車中から霧の市街地を通って来ましたが

すっかり晴れて普通の風景に戻っていました。





駅に到着。

駅に戻ると札幌行きの特急サロベツが到着間近・・・
幌延駅まで乗って
各駅停車で稚内まで戻ることにしました。


サロベツを見送り普通列車に乗り換え

転換式クロスシート車でした。
昔懐かしい急行礼文に乗った時
この車両だったことを思い出しました。




普通列車は定刻に出発。
ガラガラの車内。

辿りつく駅はどこも質素で

乗り降りも無く
時折レンタカーらしき車で駅を撮影している人を見かけました。

長いまっすぐの自然の中を走り




次の駅に到着


本当に質素な駅


窓を開けると風が冷たい


独特の家畜のにおいが入って来ました。


駅は質素なのに地元民の交流センターは

えらく立派でした。

ふるさと創生補助金事業で建てたのでしょうね・・・。
利用者は居るのでしょうか・・・。

沿線には牧場も数多く存在し

牛だけでなくダチョウもいたりしました。


時折、立派な駅舎の駅も有りましたが
無人で・・・。

少々地形が変わって来ました。

高い場所に登っているようで・・・



海が見えました。

遠くに利尻山

一瞬だけの絶景・・・

振り返ると


特急列車だと窓が開けれないので
こういったことはできません・・・。

こんどは下り坂・・・

もうすぐ南稚内へ・・・

と思ったら 

いきなり大きな汽笛を鳴らして急停車!

ピッィィィィ!!

ブレーキ音を ギキィィィィ と 

轟かせてガタンと停車。

運転士のアナウンスがすぐに流れました。

「エゾ鹿と衝突しそうになりましたので
 急ブレーキを掛けました。
 衝突は回避しました。」



無理だろうと思いつつも
シャッターを切ると
写ってました鹿。


鹿を引きかけた普通列車は稚内駅に到着。


少々日が暮れるにはまだ時間が有ったので

稚内公園に行ってみることにしました。

丘を登る道から見える市街地の風景は
のんびりとしていて優雅・・・

更に登り

公園に到着








しばらく

景色を見てぼ~としてましたが
日が沈みましたので宿に戻ることにしました。



降りるときは降りるときで
景色が良い。

今日も楽しい一日でした。

。。。。