休日のテレビは報道特集が多い。
朝から
そういった類の番組を続けて観る・・・。
社会人をやってた以前は
平日は
テレビを観れない日が多かったので
1週間のまとめを凝縮した番組を放送してくれて
うれしい部分が多かった。
しかし
よくよく考えながら観てみると、
本当に取材した事実なのか疑問に思うことが多かったり、
製作者の造った空論を
コメンテーターと称する芸人に
あたかも真実のごとく巧みに信じ込まされたり、
何が言いたいのか
主題がよくわからず
批判的な部分が非常に多かったり、
核心を突いている部分なのか
煽られた部分なのか
非常にわかりにくいという印象が大きい。
例えば・・・
阿部さんが新首相になって
経済政策など
新しい政策に打って出たら
成功するか失敗するか
五分五分のばくちだとかなんとか
失敗したらどうすんねんと煽る・・・。
でも今の状況を打破するには
今までの保身に満ちた政策では何も変わらないのは明白・・・
応援してあげればいいのに・・・。
他にも・・・
先日の選挙で
連立自民党が
衆議院の2/3以上の議席数を確保したこと対し、
今回の選挙での自民の得票率だけを取ってみると
前回民主党が勝った選挙時より落ちている現状を大きく取り上げ
わざわざ日本の人口にあてはめ直し
1億3千万人の人口のうち
1千6百万人程度の支持で政権を任せるのはおかしいなどと批判していました。
この数字のマジック報道は行き過ぎに思う。
それに続き選挙制度自体がおかしいという輩も出てきた。
こういった人は何が言いたいのでしょうか。
さっぱりわかりません。
公共の電波を使って
言論の自由を大義名分に
こういった内容を主張しますが
もともと
日本は中選挙区制で
それだと民意の反映がおぼつかないから小選挙区になったわけで・・・
最初から
死に票が多いなど弊害があることはわかってたこと
だから比例代表制を並立させたわけで・・・。
選挙で選ばれた人たちが
いろいろ試行錯誤して
こういうふうに選挙制度を議決したわけだから
十分正当性のある選挙だと私は思います。
(1票の格差の違憲問題は考えないとしてです。
ただし、個人的見解ですが、格差があって何故悪い
それが私の見解です。鳥取県と東京都同じ都道府県でも
人口は40倍以上差がある。格差の問題があるとすれば
鳥取県は民意が反映されなくなる。
何故なら、民主主義は多数決が原則。
都会の方が議員が多くなるからです。)
それでも
選挙制度自体がおかしいというなら
今の日本には
民主主義自体がなじまず
機能しない趨勢にあるとでも言いたいのでしょうか。
おかしいことならほかにもいっぱいある。
優先順位なら
選挙制度よりももっと高いと思うものが
私にはあります。
社会保障と税の一体改革です。
なにやら税制を抜本改革して
医療制度などの社会保障を根本から見直すと
大見得切っていましたが
どうなったのでしょうか。
私は
医療の分野でもっと身近な改革が
早くなされないか期待しています。
世間で言われているような大げさな医療改革ではなく
普段の医療なのです。
私は結核医療や感染症医療など
公費負担の医療に従事していましたが
そのころからずっとおかしいと思っていました。
国の監査の時に意見を述べたこともあります。
私が改革を期待する部分、
それは
医療費が診療報酬の点数で決まっている部分です。
実例をあげると
結核医療では
イソニコチンサンヒドラジドやリファンピシンなどの結核薬が
基本処方されます。
その診断と治療に付随する診療報酬が医療費になり
レセプトといわれる書類に1か月分まとめて
国保連合会もしくは診療報酬審査基金へ医療費の請求が行われる。
健康保険により負担額が変わり
結核だと地方自治体の負担だから
健康保険組合と自治体の7対3が基本になる。
しかし
何でもかんでも認めるかといえばそういうわけではない。
薬が合わず胃腸を壊して
胃腸薬が処方された分くらいは目をつぶりましたが
他のお薬(たとえば結核診断前から処方されていた高級な薬など)は認めなかった。
件数が少ない自治体だとこういった検査ができるが
患者の多い自治体だと不可能に近い。
1か月200人以上結核患者が出る自治体など
標準治療(PZA2か月とストマイやエタンブトール治療など)が基本6か月間であるので
常時1000人以上の患者を抱えていることになる。
1000件以上のレセプト点検など
それ専門にやってないとできるものではない。
多くの自治体は
県庁に本省を置き
その出先機関として保健所がある。
大小自治体があるがだいたい保健所は12か所程度
保健所で保健師が患者を管理し
病院が独自にレセプト請求するのが通常。
レセプトの写しなど病院で保健師が見ない限り個人情報の保護の観点から
持ち出しはできない。
すぐにレセプトが見れるとしたら生活保護分くらいか。
国保分くらいなら要綱作成し覚書程度での取り決めで
写しを見せてもらえるかもしれない。
個人情報審議会に諮問する必要がある場合も出てくる。
こういったややこしい業務を
普通はやりたがらないのが公務員。
しかもしなくてもいいのが公務員の面白いところ。
そこを知っているから
病院側は
ここぞとばかりに診療報酬をいろいろあの手この手で上げてくる。
なぜなら
公の行政機関だから請求を踏み倒されることがないからです。
医療費の自己負担分を払わない人が多く
病院は不能欠損で会計処理をしているそうです。
結局こういった問題が起こるのは
有名な超一流の医師が
ハイテク医療器具を駆使し最先端の治療で最先端の薬で行う医療行為でも
80歳過ぎたやぶ医者じじぃがめちゃくちゃにお処方した医療行為でも
なんでも一律に診療報酬の名のもと費用が計算されるからです。
電車でいえば
N700系グリーン車でも103系のロングシートでも
料金は同じというわけです。
地方病院が運営の危機に陥ったなど取り上げられる場合
医師不足が深刻と違う方にスポットライトが当たりますが
私はこの診療報酬が全国一律なことが大きな原因だと思っています。
このことが結核の公費負担の際の
なんでも入れて請求してしまえ~
親方日の丸、踏み倒しはないぞ~
の原因だと思っていました。
消費税を上げて社会保障に充当させるといっていますが
年金にしても
医療にしても
介護にしても
今の制度ではもう長くはもちません。
今持っているのは
多くの人の我慢と
いつか変わってくれるだろうという淡い期待、
そして
仕事だから許すという
日本人独特の感情からです。
上下水道でも公共交通でも何でも
受益者負担の原則があるという原則に隠れて
制度自体の負担に対する基準があいまいな部分を
もっと自由化すれば
きっともう少しよくなるように思うのですが・・・。
そうすると役人の仕事が減るから無理なのか・・・。
難しいところです。
。。。。。
朝から
そういった類の番組を続けて観る・・・。
社会人をやってた以前は
平日は
テレビを観れない日が多かったので
1週間のまとめを凝縮した番組を放送してくれて
うれしい部分が多かった。
しかし
よくよく考えながら観てみると、
本当に取材した事実なのか疑問に思うことが多かったり、
製作者の造った空論を
コメンテーターと称する芸人に
あたかも真実のごとく巧みに信じ込まされたり、
何が言いたいのか
主題がよくわからず
批判的な部分が非常に多かったり、
核心を突いている部分なのか
煽られた部分なのか
非常にわかりにくいという印象が大きい。
例えば・・・
阿部さんが新首相になって
経済政策など
新しい政策に打って出たら
成功するか失敗するか
五分五分のばくちだとかなんとか
失敗したらどうすんねんと煽る・・・。
でも今の状況を打破するには
今までの保身に満ちた政策では何も変わらないのは明白・・・
応援してあげればいいのに・・・。
他にも・・・
先日の選挙で
連立自民党が
衆議院の2/3以上の議席数を確保したこと対し、
今回の選挙での自民の得票率だけを取ってみると
前回民主党が勝った選挙時より落ちている現状を大きく取り上げ
わざわざ日本の人口にあてはめ直し
1億3千万人の人口のうち
1千6百万人程度の支持で政権を任せるのはおかしいなどと批判していました。
この数字のマジック報道は行き過ぎに思う。
それに続き選挙制度自体がおかしいという輩も出てきた。
こういった人は何が言いたいのでしょうか。
さっぱりわかりません。
公共の電波を使って
言論の自由を大義名分に
こういった内容を主張しますが
もともと
日本は中選挙区制で
それだと民意の反映がおぼつかないから小選挙区になったわけで・・・
最初から
死に票が多いなど弊害があることはわかってたこと
だから比例代表制を並立させたわけで・・・。
選挙で選ばれた人たちが
いろいろ試行錯誤して
こういうふうに選挙制度を議決したわけだから
十分正当性のある選挙だと私は思います。
(1票の格差の違憲問題は考えないとしてです。
ただし、個人的見解ですが、格差があって何故悪い
それが私の見解です。鳥取県と東京都同じ都道府県でも
人口は40倍以上差がある。格差の問題があるとすれば
鳥取県は民意が反映されなくなる。
何故なら、民主主義は多数決が原則。
都会の方が議員が多くなるからです。)
それでも
選挙制度自体がおかしいというなら
今の日本には
民主主義自体がなじまず
機能しない趨勢にあるとでも言いたいのでしょうか。
おかしいことならほかにもいっぱいある。
優先順位なら
選挙制度よりももっと高いと思うものが
私にはあります。
社会保障と税の一体改革です。
なにやら税制を抜本改革して
医療制度などの社会保障を根本から見直すと
大見得切っていましたが
どうなったのでしょうか。
私は
医療の分野でもっと身近な改革が
早くなされないか期待しています。
世間で言われているような大げさな医療改革ではなく
普段の医療なのです。
私は結核医療や感染症医療など
公費負担の医療に従事していましたが
そのころからずっとおかしいと思っていました。
国の監査の時に意見を述べたこともあります。
私が改革を期待する部分、
それは
医療費が診療報酬の点数で決まっている部分です。
実例をあげると
結核医療では
イソニコチンサンヒドラジドやリファンピシンなどの結核薬が
基本処方されます。
その診断と治療に付随する診療報酬が医療費になり
レセプトといわれる書類に1か月分まとめて
国保連合会もしくは診療報酬審査基金へ医療費の請求が行われる。
健康保険により負担額が変わり
結核だと地方自治体の負担だから
健康保険組合と自治体の7対3が基本になる。
しかし
何でもかんでも認めるかといえばそういうわけではない。
薬が合わず胃腸を壊して
胃腸薬が処方された分くらいは目をつぶりましたが
他のお薬(たとえば結核診断前から処方されていた高級な薬など)は認めなかった。
件数が少ない自治体だとこういった検査ができるが
患者の多い自治体だと不可能に近い。
1か月200人以上結核患者が出る自治体など
標準治療(PZA2か月とストマイやエタンブトール治療など)が基本6か月間であるので
常時1000人以上の患者を抱えていることになる。
1000件以上のレセプト点検など
それ専門にやってないとできるものではない。
多くの自治体は
県庁に本省を置き
その出先機関として保健所がある。
大小自治体があるがだいたい保健所は12か所程度
保健所で保健師が患者を管理し
病院が独自にレセプト請求するのが通常。
レセプトの写しなど病院で保健師が見ない限り個人情報の保護の観点から
持ち出しはできない。
すぐにレセプトが見れるとしたら生活保護分くらいか。
国保分くらいなら要綱作成し覚書程度での取り決めで
写しを見せてもらえるかもしれない。
個人情報審議会に諮問する必要がある場合も出てくる。
こういったややこしい業務を
普通はやりたがらないのが公務員。
しかもしなくてもいいのが公務員の面白いところ。
そこを知っているから
病院側は
ここぞとばかりに診療報酬をいろいろあの手この手で上げてくる。
なぜなら
公の行政機関だから請求を踏み倒されることがないからです。
医療費の自己負担分を払わない人が多く
病院は不能欠損で会計処理をしているそうです。
結局こういった問題が起こるのは
有名な超一流の医師が
ハイテク医療器具を駆使し最先端の治療で最先端の薬で行う医療行為でも
80歳過ぎたやぶ医者じじぃがめちゃくちゃにお処方した医療行為でも
なんでも一律に診療報酬の名のもと費用が計算されるからです。
電車でいえば
N700系グリーン車でも103系のロングシートでも
料金は同じというわけです。
地方病院が運営の危機に陥ったなど取り上げられる場合
医師不足が深刻と違う方にスポットライトが当たりますが
私はこの診療報酬が全国一律なことが大きな原因だと思っています。
このことが結核の公費負担の際の
なんでも入れて請求してしまえ~
親方日の丸、踏み倒しはないぞ~
の原因だと思っていました。
消費税を上げて社会保障に充当させるといっていますが
年金にしても
医療にしても
介護にしても
今の制度ではもう長くはもちません。
今持っているのは
多くの人の我慢と
いつか変わってくれるだろうという淡い期待、
そして
仕事だから許すという
日本人独特の感情からです。
上下水道でも公共交通でも何でも
受益者負担の原則があるという原則に隠れて
制度自体の負担に対する基準があいまいな部分を
もっと自由化すれば
きっともう少しよくなるように思うのですが・・・。
そうすると役人の仕事が減るから無理なのか・・・。
難しいところです。
。。。。。
○安倍