被疑者取調べ録画研究会(代表:成城大学指宿信教授)主催の公開研究会に
参加しています。(京都弁護士会館)
講師は、大阪弁護士会の秋田真志弁護士。
2010年9月に大阪東署における取調べで、刑事が怒鳴りつけている様子が録音され、
マスコミでも大きく取り上げられた事件についての研究会です。
取調べをした刑事は、脅迫罪で罰金30万円の有罪判決を受けています。
この録音、私のパソコンにも保存されていて、ロースクールの授業で聞かせた
りしています。テレビドラマや映画どころではない迫力です。
7月4日には、最高検が「検察における取調べの録音・録画についての検証」結
果を発表しましたが、まだまだ全面的可視化にはほど遠い内容です。
怒鳴ったり、脅したり、餌で釣ったり、誘導したり、あれやこれやの巧みな手段で、
無実の人からでも自白を引き出してしまう、そんな捜査が行われないよう一日
も早く、取調べの全過程の録音録画が必要です。
最高検発表に対する日弁連コメント
http://www.nichibenren.or.jp/activity/document/statement/year/2012/120705.html