2021年3月7日(日)~12日(金)に、国立京都国際会館で開催された京都コングレス(第14回国連犯罪防止刑事司法会議)に参加してきました。
コングレスは、5年に一度開催される犯罪防止・刑事司法分野における国連最大の国際会議です。
刑事司法のオリンピックですね。
世界中の刑事司法分野の専門家が、犯罪防止・刑事司法分野の諸課題について議論しつつ、その知見を共有し、コミュニケーションを図ることで,様々な分野における国際協力を促進し,より安全な世界を目指して協働することを目的としています。
1970年に、日本(京都)で初めてコングレスが開催され、それ以来50年ぶりとなる2020年4月に、日本で2度目となるコングレスが開催される予定でした。
ところが、新型コロナウィルスの感染拡大を受けて、急遽、開催が延期となり、2021年3月に開催されました。
延期後のコングレスも、感染防止のために会場参加者は限定され、オンライン会議を活用しての実施となりました。
約5600人の参加者のうち、約4200人がオンライン参加となり、海外からの参加者も約130人だったそうです。
本当であれば、参加者と関係者、その家族などで京都のホテルは満杯になり、京都の観光地にも外国人があふれるはずだったのですが、少ししょんぼりしたコングレスになってしまいました。
日弁連も6つのサイドイベント(刑事弁護、死刑廃止、法教育、被害者支援、終身刑、弁護士の役割)を主催し、4つのサイドイベントを共催・後援していましたので、多くの弁護士が京都に来て会場で参加するはずだったのですが、スピーカー・モデレーター以外は来場不可・オンライン参加とされてしまいました。
私も同様だったのですが、幸い、法務省人権擁護局主催のサイドイベント(人権擁護委員制度)の関係者であったことから、法務省関係者の立場で入場することが可能となり、日弁連主催のサイドイベントにもリアル参加することができました。
感染予防のために、あらかじめPCR検査を受けて、マスク、消毒の感染症対策をして、参加してきました。
会場で配布されたマスクです。
プロ仕様の感染防止効果の高いマスクのようです。
次の記事で、サイドイベントの様子をレポートします。