モノには魂が宿る？

一体何年前に買ったかわからない扇風機がある。
クビが真っ直ぐにならずうなだれてしまって、まわすと
どっかに当たってるのかカラカラと音がする
そんなに高くないんだし、いい加減新しくしようと思って
会社帰りにスーパーで安いのを見つけたんで買ってきた。
さっそく古い扇風機の脇に新品の入った段ボールを置いたんだけど…
なんか古い子の隣で新しい子を開けるのは酷な気がして
とりあえず昨日は、そのままにして
今日、新しいのを開ける前に古い子を別の所に移動さした
なんだろうね、なんかさ
擬人化？
さんざん働かしておいて、いらなくなったらポイ捨てなんて
なんか冷たい人みたいとか
そんなことを考えてしまう
思えば子供の頃、例えばラッピングされてる包装紙とか
せっかく誰かが一生懸命作ってくれた紙なのに
びりびりに破かれて捨てられてかわいそうとか
そんなことで涙していた
いろんなモノについてかわいそうとかおもってて
例えばリヤカーで来る焼き芋やさんが
誰も買ってっくれなかったらかわいそうとか
そんなことでもめそめそしていた自分って
一体何だったんだろうな～