創作ノートより
四年に一度
地球上に出現する
二月二十九日とは
三次元には完璧など無く
自分自身と世界中の
混沌と不完全を受け入れて
初めて生きていける
極めてhardな時空なのだと
語っているのかもしれない
metaphor
名画座で観る旧い仏蘭西映画
と
老夫婦の営む純喫茶で飲む珈琲
と
マルシェでまとめ買いした菜葉菜
と
フィボナッチ数列に関する薀蓄と冗句
と
(あめ?)
雨の音に気付いた時
早春の一日の終わりに
啜り泣くような雨音は
切なくて寂しいと
閏年を巡る比喩と集中の糸は
切れた
written
2020/02/28,29
improved
2020/02/29,03/01,02
note
*2458909.49999
=ユリウス通日。西暦では、"2020年2月29日23時59分59秒"