声
あのひとの声を、
聴いていると、
とても深い、
深い、深い、
深い海の底で、
じっと息を潜め、
抱き締められて、
包み込まれて、
指の腹が
爪の先が、
てのひら、が、
さはさは、と、
さは、さはと、
髪を撫で乱し、
素肌を産毛を擽っては、
内臓の奥へ、奥へと、
そは、そはと、
そはそは、と、
精神の底の底まで、
沁み込んでいく、
あのひとの声の、
波動、周波数?
否今迄知らなかった
無償の愛そのものが、
心臓に刺さる一欠片の、
無関心な闇を手放し、
一粒の、頬伝う涙に、
光が灯ったことを、
わたしは知ったのです。
written
2023/02/18,19,20.
2023/03/04,05,06,07,08.
photograghed
2023/02/23,24.
rewritten
2023/03/09.
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アーティスティックな、つかささんが表現された詩の形(像?)と、言葉ひとつひとつが、味わい深く、心の奥の方が暖かくなりました。😊
お元気に、お過ごしなのかなぁ?
一回アップした詩ですが、修正しました。
もう一度読んでみていただけたなら、幸いです。
持病は落ち着いております。ありがとうございます。
私の涙の訳は・・・
波動を感じる行型が
文末に進んで行きます。
つかささんらしい素敵な詩ですね。
一ヶ月近くああでもないこうでもないと書き散らしていた詩です。なんとかまとまったか、とアップしましたが、上げてからも納得がいかず、半分以上を書き直しました。今回の方がより読み手の方の想像力を掻き立てるかと自負しております。
お読み下さりありがとうございます。
> 否今迄知らなかった無償の愛そのものが
☝️ この言葉に惹かれました。
気持ちが和む お詩(うた)です。