龍の祈り
湿った風のキャタピラが
梅雨空から吹き下ろし
轟轟と轟轟と街を郷を蹂躙していく
それどころか太陽の輪郭すら臨めない
梅雨空は雨催いから雨模様に濡れて
その生温かい滴を辿り
頭上に目を凝らせば
日輪に額づく龍神の涙の
ほろほろとほろほろと
溢れて止まぬ祈りの歌が
木霊して人の魂に響き慰める
豪雨の被害に遭われた皆様へ、心からのお見舞い申し上げます。一日でも早く落ち着いた生活を取り戻せますように、毎日毎夜祈っております。
合掌祈願 つかさ 拝
written
2020/07/08,09,10
photographed
2020/07/08