V=4/3πr³

詩と物語を紡ぎます

perfume

2020-02-26 22:00:00 | poem
 空は
 際どい温もりで
 気怠く雲に覆われ

 春の
 もう一つの顔を
 見せ付けてやまない



 乙女心は
 時に気紛れ
 時に頑な

 ………だけど

 ennuiという名の
 perfumeはまだ
 わたしには着こなせない



 だから今夜
 あの淡い香りは
 その小瓶ごと

 そうよ今夜
 この花の下から
 雨に流すわ



written
20/02/26


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2 コメント

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リリカルにして意味深 (夢見)
2020-02-27 16:46:01
花の写真も美しく

その行為の裏に何があったのー
なんてね
ついつい想像力をかいたてられます^^
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Unknown (tsukasafjt)
2020-02-28 21:57:14
夢見さま、こんばんは。
最初は、梅を見た、ゆかりちゃんとつかささんのトボけたやり取りを書くつもり、だったのですが、書き始めたらご覧の通りです(笑)。

「リリカル」「想像を掻き立てられる」
ありがとうございます。そう感じていただければ、うれしいです。
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