2006 No.10 9/22-9/23
作者:早坂 隆(中公新書ラクレ 760円)
評価・・・★★★★☆ 4.5
世界で楽しまれている様々なジョークの中で日本人が登場するジョークを取り上げて、なぜ日本人がそのように捉えられているのか、ときに筆者の海外での実体験を交えながら説明したり、海外で日本がどのようなイメージで語られているのかを紹介した本です。
それらのジョークからは、日本人または日本が「勤勉・最先端技術の国・金持ち」などと言ったステレオタイプな見方をされているのがよくわかります。
でも、たいていのジョークは他の国と比較するかたちで作られているので、同時に自分も他の国を固定観念で見ていることに気づかされました。
たくさんのジョークが登場していて、外国人の持つ日本人観がよくわかってかなりおもしろかったです。ちょっと違うよ~、と思うものもあれば、かなり本質を突いているものも結構多くて感心してしまいました。