Heart Beat

草なぎ剛くんのこと、読書記録など・・・気ままに更新♪(コメント&TBは承認制となっています)

『夜は短し歩けよ乙女』

2009-08-19 23:34:23 | 読書
2009 No.27 8/16~8/18

作者:森見登美彦(角川文庫)

評価・・・★★★★☆ 4.5

京都を舞台に展開するファンタジックな要素もある超個性的な人物が登場するディープな物語。でも、ラストは爽やかにラブストーリーになってました。

京都に住んでたり、通ってたり、京都がむちゃくちゃ好きだったりと、京都に何らかの縁のある人は特に楽しく読めそうな作品。
高校生とかが読んだら、京都の大学に進学したくなっちゃうんじゃないかなぁ。

ストーリーは男子学生の私(先輩)と、女子学生の私(彼女)の二人の視点で語られます。
二人は似てないようで似た発想の持ち主。その語り口はリズミカルで独特のオモチロサに満ちていて読んでいてすごく楽しかった。
先輩の方はアニメ版『うる星やつら』のメガネの語り口を彷彿とさせるものがありました。

ちなみに語り手の二人が通う大学は京都大学っぽいです。
たしか見てないけど『鴨川ホルモー』も京都大学の学生が出てくるんじゃないかなぁ。
京都大学ってこんな濃い学生(しかも一歩間違えばへ○タイって雰囲気の)が多いのかな~
・・・と言いつつも、京都大学出身の人を何人か知ってますが、ユニークな人は確かに多いと思う!
また、私が学生の頃、京大生(真偽は不明)の人に学校の構内でとっつかまって怪しげな質問を問いかけられたことがあります。なんとなく気持ち悪くて逃げ出しちゃったのですが。
真面目に研究している人だったのか、変な質問をするのが趣味の人だったのか、ナンパをしようとしていた人だったのか、キャッチセールスの人だったのかは不明ですが、『京大』と聞くといつもその出来事を思い出してしまいます。

『任侠ヘルパー』第6話

2009-08-18 23:37:59 | SMAPのドラマ・映画
最近は任侠ヘルパーの各回を繰り返し見るのがすっかり日課となってしまいました。

6話もまたリピしたい箇所がたくさんありました。

・エロじじい風間さんがすごい女性遍歴らしいという話題に対し「落とした女の数じゃアニキのほうが上っすよね~」という五郎の発言をクールに流す彦一さま…
「私も落とされたい(爆)」と全国の剛ファンが何人叫んだことでしょう。

・ニ本橋に殴られてぶち切れて頭突き炸裂!な彦一さま…

・「あんたも(好きな人)いんのかよ」というりこの問い掛けに、「アホか…」とクールにタバコをふかす彦一さま…

・自販機でコーヒーを買おうとしたら30円しかなくて、思わず自販機に蹴りを入れちゃう彦一さま…

・ニ本橋とたえさんの家に乗り込もうとタバコをふかしながら颯爽と歩く彦一さま…(背が高い宇梶さんに遅れないように歩くの大変そう

・たえさんの悲しいお知らせに涙する風間さんを見てつらそうな彦一さま…

彦一に萌えまくりな第6話でした

また今回は、りこ視点で見るとちょっと切ないシーン、胸キュン(死語)なシーンが多かったですね。
特に、彦一との屋上のシーンで、りこが彦一のタバコをとりあげたあと、そのさきが続かなくてタバコを口にしたものの、普段吸わないから咳き込んじゃうシーン。
あんなふうに彦一にクールに見つめられたら、そりゃドギマギしちゃうよね~

彦一はまだ今のところ、りこは仲間うちでも女で介護問題について真面目に考えすぎてしまうところがあるから、ちょっと気にかけてるだけという感じみたいですね。
晶に関しては、いつも強気な彼女の違う一面を見て、少し関係に変化が起こるのかな? とりあえず次回は晶がバッシングを受けていることを気にかけてるような雰囲気ですね。
彦一が今後二人のどちらかを好きになるという展開はあるのかなぁ。もしそうなっても、彦一のキャラからしてラブラブな展開にはなりっこないでしょね。
剛くんがこれまでに出たドラマや映画のラブシーンは、どちらかというとかわいらしい印象のシーンが多かったけど、彦一だったらキスや抱き合うシーンだけでもクールでワイルドな絵が見れそうなので、今までとは違う剛くんが見られるんじゃないかとちょっと期待しちゃいます。

今回、剛くんは彦一役で、極道で振り込み詐欺で金儲けする悪い奴だけど、ホントは正義感があるというか、曲がったことは許せない性分だという人物を好演しています。
いつかは本当に極悪で冷酷無情な人物を演じてほしいな。
(沙粧妙子のスペシャルドラマでは犯人役してたけど、あれは変質者の役だったからなぁ


尾瀬キティ(復刻シリーズより)

2009-08-16 23:57:18 | ご当地キティちゃん
ご当地キティ誕生10周年を記念して、各都道府県の第1号のキティを復刻したシリーズのうちの一つ。
買い物先でぐうぜん見つけて思わず買ってしまいました。
これは群馬県第1号のキティ。
キティをくるんでいるのは水芭蕉かな?
葉っぱが半透明で、キティ自身とは異なる素材感が気に入ったのと、一緒にいた友達が「これ可愛いよ~」と言って教えてくれたのもあって購入しました。
(のんちゃん、ありがと~
尾瀬もいつかいってみたい土地の一つ。
美しい自然に癒されてみたいな~



『真夜中のマーチ』

2009-08-16 22:35:39 | 読書
2009 No.26 8/12~8/15

作者:奥田英朗(集英社文庫)

評価・・・★★★★☆ 4.5

若者3人がヤクザや台湾マフィアらの裏をかいて10億円を強奪しようとするストーリー。
次から次に予想もしなかった展開になって、先が読めなくてとてもおもしろかったです。
ヨコケン、ミタゾウの凸凹コンビもおもしろかった。特にミタゾウのキャラクターがおもしろかった!
この2人のコンビによる続編が読んでみたいです。

『終末のフール』

2009-08-15 18:14:51 | 読書
2009 No.25 8/8~8/11

作者:伊坂幸太郎(集英社文庫)

評価・・・★★★★☆ 4.5

私が読んだ伊坂さんの作品の中で最も読みやすい作品でした。

8年後に小惑星が衝突すると発表されてから5年が経過したころの設定。信じられないような混乱状態に陥ってから、ようやく小康状態を取り戻しつつあるが、これもきっと一時的なものなんだろうな、とみんながぼんやり感じている。でも、なぜか暗い雰囲気はなくて、明るさのようなものが感じられました。
連作短編集の形式で、共通する登場人物が出ていたのもおもしろかったです。
あくまで衝突まで3年となった世界を描いているだけなので、終末のその時までは描かれていません。この人たちがどうなるのか気になりますが、そこまで書いちゃうとSF小説になっちゃいますもんねぇ…
今の日本だったら、もし本当にあと8年経てば地球が滅亡してしまうという事実を突きつけられたら、この小説にあるように恐ろしい状態になってしまいそう
そう考えると、これはちょっと怖い作品ですね…