Heart Beat

草なぎ剛くんのこと、読書記録など・・・気ままに更新♪(コメント&TBは承認制となっています)

『前線』

2009-01-31 13:00:56 | 読書

2009 No.7  1/22~1/24

作者:パトリシア・コーンウェル(講談社文庫)

評価・・・★★★ 3.0

捜査官ガラーノのシリーズ第2弾!


    


登場人物はガラーノをはじめ結構魅力的なのに、肝心のネタがショボイ気がする・・・
地区検事ラモントの謎の行動も、結局は彼女にはかなり軽率な面があって、それにより引き起こしたスキャンダル一歩手前の行動にしか過ぎなかったし、45年前の未解決事件の真相も、被害者の状況をちゃんと確認さえしとけばとっくに解決してたかもしれないものだったし。
大げさに騒いどいてこれかよ!?という真相に、がっかりでした。作者はちょっとスランプなんでしょうか・・・



『ジェネラル・ルージュの凱旋』

2009-01-31 12:32:01 | 読書

2009 No.6  1/18~1/22

作者:海堂 尊(宝島社文庫)

評価・・・★★★★☆ 4.5


田口・白鳥シリーズの第3弾!


映画の方はまだ見てないのですが、第2弾の映画化は難しいだろうと思っていたら、第2弾をすっ飛ばして第3弾を映画化するようですね。
確かに第2弾は変わったテイストの作品でしたが、この第3弾は第2弾と物語世界での時間が一部重なっていて、楽しむには第2弾は欠かせないと思います。

死亡時画像病理診断(Ai)の有効性を訴える作者ですが、本作では救急医療が重要でありながら国からひどい扱いを受けているということも訴えています。
医師でもある作者が、このようにエンターテインメント作品を通じて医療の問題点を提起することにより、一般国民の中から医療に対する認識を改めるような動きが出るといいのですが・・・



『螺鈿迷宮』

2009-01-31 12:17:39 | 読書

2009 No.5  1/16~1/18

作者:海堂 尊(角川文庫)

評価・・・★★★★ 4.0


読む順番を間違えました。
『チーム・バチスタの栄光』『ナイチンゲールの沈黙』『ジェネラル・ルージュの凱旋』『螺鈿迷宮』の順で読みましょう・・・

   


『チーム・バチスタの栄光』ですっかりおなじみになった白鳥。その口から頻繁に出てた例の彼女が登場する作品です。

本筋とは全く関係ない感想ですが、作者は“あだ名”をつけるのが好きですよね。普通の人は苗字や名前からとって“○○ちゃん”とか呼ぶのが多いと思うのですが、作者の場合は横文字とか凝ったものが多いんですよね~ 私の周りにはこんなあだ名をつける人がいないので、すごく違和感を感じてしまいます[E:coldsweats01]



『天国からの道』

2009-01-31 11:59:55 | 読書

2009 No.4  1/2~1/11

作者:星 新一(新潮文庫)

評価・・・★★★★★ 5.0


星新一さんの作品って本当におもしろい!
ショートショートで一編が短いから、少しの時間でも楽しめるのいいですね。
そんな作品の中で、『火星航路』は中編で、ちょっとしたラブストーリーでした。最初はちょっと退屈かな、と思ったのですが、後半からすごくおもしろくなりました。



『藤原氏の正体』

2009-01-31 11:49:40 | 読書

2009 No.3  1/3~1/4

作者:関 裕二(新潮文庫)

評価・・・★★★★☆ 4.5


平安時代に絶大な権力を振るった藤原氏のそのルーツを大胆に推理した作品!


『源氏物語』や、里中満智子さんの『天上の虹』なんかが好きな私ですが、藤原氏のルーツなんて特に気にしたこともなかったので、この作品はとても刺激的でした。その藤原氏の末裔が今でも日本を牛耳っている、というのはちょっと信じがたいですが。
古代から平安時代の歴史って、知れば知るほど謎が出てきそうで、ますます興味が湧いてきました[E:happy01]