2008 No.11 6/14~6/17
作者:パトリシア・コーンウェル(講談社文庫)
評価・・・★★★★ 4.0
検屍官シリーズ第15弾!
久々におもしろいと感じました。
マリリン・セルフの再登場や、イタリア人たちのまどろっこしい会話、マリーノの恋人の存在など、イライラさせられるところも多かったですが。
登場人物の関係に大きな動きが出た今作。私としてはみんながあまりにもマリーノに冷たいので、マリーノが可哀想でたまらなかった・・・って、別にマリーノファンでもないんですが。
犯人の正体は途中である程度わかってしまうのですが、それでもとても意外性があっておもしろかったです。
それにしても、ケイとベントンの二人のシーンがメロドラマじみて感じられて、今回やたら苛ついてしまいました。そんなに苛つくなら読むのを辞めたらいいと自分でも思うのですが、やっぱり次回作も読んでみたい!
次回作では、ケイのまわりにローズのような癒し系キャラをもっと登場させてもらいたいです。