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◆newsつくば・珍来・茎崎店《ご飯は世界を救う》47◆

2022-05-20 | 常陽新聞連載

ラーメン「珍来」茎崎店のオバサン

「ラーメンまで、描くのね!」。

仕事仲間から驚かれました。

うん、そう。

 

でもラーメンを描いたのは、生まれて初めて。

早く食べないと伸びちゃうし。

そして難しそうで。

 

でも今回描いて、いろんなことを思い出しました。

このお店「珍来」は、

つくば市の洞峰公園の道路の向かい側、

今はマンションになっている場所にありました。

 

2階建ての雑居ビル。

30年くらい前、よく食べに行きました。

 

息子3人がまだ小さくて、外食では

じっとしていられないころ。

ご飯を作るのがしんどい時、

その珍来さんしか行けなかったのです。

 

テーブルコーナーは「コ」の字型で、

出口部分に親がひとりずつ座ると、

子供はウロチョロ出ていくことができません。

 

そして帰り際、お店の方から「ぺろぺろキャンディ」を

もらうのが楽しみで、おとなしくしてくれました。

元気すぎる息子たちと、格闘の日々でした。

 

深々としたお辞儀にウルウル

 

ほどなく洞峰公園店は無くなってしまいました。

 

10年ぐらい後、牛久学園線を走っていた時に

見つけた茎崎店(つくば市大井)。

ふと寄ってみると、洞峰公園店のオバサンがいました。

 

おいししいご飯を作ってくれていたオジサンは亡くなり、

今は親戚の人が調理をしているとのこと。

 

その後ずっと疎遠だったですが、

今年に入ってから行ってみました。

 

そしてオバサンとお話。

 

茎崎店と洞峰公園店は、同時にやっていたそうです。

でもオジサンが亡くなり、あちらのお店は閉めたと。

働き過ぎだったのかなぁ~、感じの良い方でした。

 

うちの息子たちは4年間で3人出産。

私は仕事もしていたので、ヘロヘロ。

そんな時、あそこのラーメン屋さんは救いの場所でした。

 

そして今回、茎崎店を訪問して、再度感動しました。

整った店内。

 

会計後のオバサンの深々としたお辞儀。

なんだかウルウルしました。

 

目が回るような日々のつかの間に、

癒しの時間をくださったお店。

 

おかげさまで、息子たちは税金を払うことのできる

大人になりました。

 

本当にありがとうございました。

いつまでもお元気で。

 

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