わたしの実家の玄関に、昔からある魚のおきもの。
今は、アルツハイマーで介護病院にいる父と、天国に住んでいる母は、
かつて、父の仕事で、一緒に色々なところに行き、色々なものを、買い込んできた。
これは、たぶん、ヨーロッパのどこか。
木を切り抜いて、不思議な色合いで、塗っている。
このブログを、はじめてはや、半年。
ただ、自己満足で描いているだけじゃなんだと、
連れ合いの一人暮らしの母と、上記で書いたわたしの父に、
この水彩画を、ハガキ大にプリントして、時々送っている。
母は、とても喜んで、近所の友人に、
「お嫁さんが、送ってくれるの。」と、自慢していると話してくれた。
また、父の病院の方々は、父も、喜んでいるが、
「わたしたちも、とても楽しみにしています。」と。
そして、父のお見舞いに行くと、看護婦さん達が、
「はがき絵、楽しみに見ていますよ。」と、わたしに、声をかけてくださる。
自分の中のモヤモヤとしたものを、「絵」にしたくて、描いてきたが、
犠牲にしているものも、たくさんあると最近、ちょっと心が、痛んでいた。
・・・・犠牲にしているものは、「家事」
しかし、わたしの描いたものを、喜んでくれる人達がいるということが分り、
今、ものすごく嬉しい。
わたしが『絵』を描く最大の目標は、
「リビングに飾って、心が暖まる作品」
たかが『絵』で、部屋の雰囲気は、ものすごく変わるのである。
わたしの『絵』を見て、楽しく思ってくださる人がいる、
これが、今、わたしのエネルギーの元になっている。