日日雑感

その日の気になった出来事や
七ヶ浜町の状況をつぶやいています

普天間の混迷

2010年05月20日 | ひとりごと
<普天間移設>徳之島受け入れ7条件「すべてのむ」官房長官
 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題に絡み、平野博文官房長官が
16日に鹿児島県・徳之島の移設賛成派の住民と鹿児島市で会談した際、
徳之島3町の借金(公債)の棒引きなど、住民側が示した移設受け入れの7条件に
すべて応じる意向を示したことが19日、明らかになった。
米海兵隊ヘリ部隊の一部か訓練の移転先に徳之島を検討する政府に対し、
地元3町長は交渉を拒否している。大胆な地域振興策で事態の打開を図るのが
狙いとみられるが、「カネ」と引き換えに米軍の受け入れを迫る交渉手法に
批判も出そうだ。(毎日新聞)

辺野古埋め立ても 現行案に回帰 (古澤 襄)
迷走の末、苦しまぎれなのだろうが、普天間移設は辺野古埋め立ての現
行案に回帰するという。この9ヶ月間の大騒ぎは何だったのだろうか。
「埋め立ては自然への冒涜」と言い切った鳩山首相だったが、19日には
「埋め立てをむやみに行うということに対して発言した」とトーンダウ
ンした。着地するためには、なりふりなどは構っておれないということ
であろう・・・

上記のような批判続出だが、今回、普天間問題について軍事専門家のコメントが
少ない気がする。これまでの報道は県外、国外移設に焦点が偏りすぎだと思う。
本来は普天間基地の危険除去、沖縄の怒りの源である日米地位協定の改定が
優先されるべきであり、そして将来の軍縮計画を見据えた日米間の交渉とならな
ければならない。
沖縄の人々には将来の青写真を示し、そのための第一歩となる移設計画で
あれば県外、国外というのみの議論にはならないはずだ。
海上桟橋方式や嘉手納統合案などは米国からすれば論外。
これを真顔で大臣が交渉に出してくるようでは馬鹿にされ相手に
されないのは当たり前。少しでも米軍のことを勉強していれば
ありえない提案なのだ。
交渉とは相手と損得が五分になるのが交渉。
米国が得る部分があればその分は日本が得る分がなければならない。
海兵隊の知識もないようではどうしようもない。
ただし、総理がそれを知らないような報道がされているが
そんなことは絶対ありえない。
では、どうしてこういうことになるのか?
来月、「普天間の混迷する要因とは」 

を町民フォーラムの題材としたい。
今のマスコミよりは解りやすく伝える自信はある。

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