先日のコメントに「なぜ宮古島市では生乳が確保できないのでしょうか?なぜ、子どもたちは加工乳しか学校給食で飲めないのでしょうか?」というのがあった。この夏の暑さで宮古島の乳牛の搾乳量が減ったというのが直接の原因らしい。宮古牛のブランド化を進めている中でのことだ。もともと宮古島の食糧自給率は砂糖キビを除けば1%ぐらいといわれる。
問題は宮古島市教育委員会の対応だ。生乳から加工乳、中には乳飲料になったことの保護者への報告が十分になされてなかったこと。生徒や保護者への誠意のなさ。いま話題の学校の統廃合問題で、市教育委員長が「地域住民との合意困難」とばっさり切り捨てた姿勢と、通じるものがあるように思えてならない。
市長は教育環境の整備という名目で学校統合という合理化を行い、それによって浮いたお金でドーム型施設をつくると言っている。小うるさい教職員の数を減らし、公共事業に群がる建設業者を票田に3期目を狙うつもりか。宮古島にドーム型の施設が必要かどうか、考えてみればわかるだろう。元の平良市長が作った不良資産を自分がやっと整理したというのに、また次の世代に同じことをやらせるのか。
牛乳から話が横にそれた。大手のスーパーに行けば何でもある。だから学校給食には地元で取れた魚はほとんど使われていないという。普段はスーパーの棚にはモノがあふれる。しかし台風で船がとまればガラガラになる。尖閣や中国を言う前に、何か足元が危うくはないか。(普)