平和を創り出す宮古ネット通信

宮古島の平和を願う3人の市民が始めたブログ。平和を阻む政治状況とたたかう市民の行動を載せる。美しい自然、環境問題も。

なめるな、宮古島軍事要害化

2013-09-24 11:46:28 | インポート

                                       2013年9月24日
  宮古島市長 下地敏彦 殿
                                    宮古平和運動連絡協議会
                                    共同代表      上地 照子                           
                                      同      川平 俊男
                                      同      砂川 洋子 
                                      同      佛原 行夫
                                                           平和運動センター宮古島
                                    議  長     砂川勝哉

                    要   請   書

 防衛省は北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)のミサイル発射などに備えた地対空誘導弾パトリオット(PAC3)の一時的な配備先を新たに検討するためとして、宮古島市の平良港トゥリバー地区と下崎埠頭、大嶽城址公園の3ヶ所の測量調査を9月9~11日に実施しました。

 防衛省は昨年4月と12月、北朝鮮の事実上ミサイル発射の際、航空自衛隊宮古島分屯基地内に配備したが、同基地が2017年度末まで工事期間中、PAC3を配備できないため、防衛省が選んだ3候補地を測量し、周辺の建物の有無などを確認したと報道されています。

 そもそも、発射されたミサイルを地上で迎撃するPAC3はその性能上射程距離が20キロしかなく、ミサイルの発射失敗や事故によってその一部が落下することを予測することは困難であり、迎撃は難しいと専門家も指摘しているところで、「市民の安全のために万全な対応する」ことにはならないことは明確です。 

 本来この問題については、国連安保理決議に基づき、軍事的対応をすることなく平和的、外交的かつ政治的解決を図ることが求められています。

 今回の測量調査の対象となっている箇所はいずれも市有地で市民が利用する公共的なところであり、そこに軍事的な施設を一時的にせよ設置することは、市民の安
全な利用を阻害し、市民生活を脅かすものであり断じて許されるものではありません。

 こうした防衛省の動きは、南西諸島への自衛隊増強の「地ならし」のねらいがあると指摘しなければなりません。 宮古の平和を希求する私たちは、このような防衛省の動きに対して強く抗議するとともに、市長は候補地である市有地の使用を認めないよう要請します。
 

                                  (連絡先: 事務局清水 )
                                  宮古島市平良字久貝287-2
                                  電話・FAX (0980)73-8157
                                  携帯 090-9784-1545 


9月22日~9月28日

2013-09-23 13:35:02 | 地元紙の見出しから

9月28日(土)宮古毎日新聞
(宮古島)市議会9月定例会一般質問総括 22人が「来間中統廃合」で発言 規模適正化への賛否示す
中国公船4隻領海に2時間 尖閣沖
無人機の高度は民間機並み 防衛相

11年に遮水壁検討 汚染水「海への影響は管理」 衆院委審査で(広瀬直己)東電社長
柏崎刈羽の安全審査申請 東電、早期再稼働目指す 規制委

ヤシガニ保護区域 城辺七又など4カ所 保護推進協議会 捕獲を全面禁止 絶滅危惧種の保護へ

9月27日(金)宮古毎日新聞
柏崎刈羽原発の安全審査 東電、きょう申請 新潟県、ベントは「地元了解」条件
経産官僚が不適切ブログ 「復興不要」「ほぼ滅んでいた」
「報道の自由」明記 政府 秘密保護法原案
権限を教育長に移行 教委制度で見直し案 文部省

9月26日(木)宮古毎日新聞
「来間中廃校」を可決 (宮古島)市議会9月定例会 与党と新風会2人賛成
 賛成16人反対9人 来年度から下地中に統合
*メモ 賛成議員 下地明?棚原芳樹?高吉幸光?嵩原弘?砂川明寛(引)?真栄城徳彦?上地
            博通(引)?佐久本洋介?新城啓世(引)?嘉手納学(引)?垣花建志?富永元
            順?池間豊?新里聡
     反対議員 下地盛博?長崎富夫?前川尚誼?上里樹?新城元吉?前里光恵?山郷雅彦?
            下地聡 (引)=次期引退議員
【ソウル時事】全体像見て早急の解決を 慰安婦めぐる本(「帝国の慰安婦」(根と葉)出版 著・朴裕河世宗大教授)、論議に一石 韓国

8月24日(水)宮古毎日新聞
来間中統廃合問題 与党「大勢の子どもたちと勉強を」 野党「行政都合で一方的」
来間中統廃合問題 白紙撤回を要求 市民集会開きアピール
平良(隆宮古島市議会)議長に決議文提出 来間中存続に追加署名も 学校統廃合問題を考える会
PAC3候補地選定「市有地使用認めないで」平和連絡協など(下地敏彦宮古島)市長に要請

9月24日(火)宮古毎日新聞(休刊)

9月23日(月)宮古毎日新聞
先週に続き各学校の運動会の記事多数

9月22日(日)宮古毎日新聞
【ワシントン時事】領土問題認めれば対話 尖閣で日本に要求―(王穀)中国外相


無駄な維持管理費より、地域に学校を

2013-09-19 12:35:13 | インポート

ドーム型施設整備に疑問 嵩原氏、見直し求める

2013/09/18 宮古新報

 宮古島市議会 (平良隆議長) 9月定例会は17日から一般質問が始まり、 初日は5人が登壇して市政全般にわたって当局の考えを質した。 嵩原弘氏は、 宮古空港東側で計画されている全天候型スポーツ観光交流拠点施設について、 「優良農地に多額の予算をかけて整備することに疑問を感じる。 既存の類似施設 (前福多目的屋内運動場) を活用し、 市民の負担軽減を図るべきだ」 などとして計画の見直しを訴えかけた。
続き






ファイル 8864-1.jpg一般質問で答弁する下地敏彦市長=市役所平良庁舎

 同施設は宮古空港東側にある久貝、 松原両自治会の共有地に建設する計画。 市によると延床面積は5000平方㍍ (アリーナ部分3600平方㍍)、 収容人員5000人規模となっている。 総事業費は約30億円。 一括交付金を活用する。

 嵩原氏は同計画に疑問を投げかけ、 「市町村合併で多くの公共施設に多額の維持管理費がかかる中、 新たに30億円の予算をかけて施設を建設すべきか。 疑問を持たざるを得ない。 市民の理解を得るのは難しい」 などと追及。 既存の類似施設の活用を訴えた。

 下地康教建設部長は、 外部団体の関係者も交えた位置等選定委員会で地形、 土地利用にかかる規制等を考慮した上で現予定地に決定した経緯等を説明した上で、 「多くの公共施設に多額の維持管理費がかかっているのは事実。 しかし、 今後の公共施設の有り方も含め、 旧市町村で整備し、 老朽化が進んでいる施設の廃止修繕等も充分検討した上で、 市民や市を訪れる皆さんの利便性と利活用を考えた場合、 新しいニーズに応える公共施設の整備は必要。 一番の理由は駐車場用地の確保であり、 既存施設ではかなり厳しい」 などと話した。

 来間中廃校を求める学校設置条例の一部改正案について前川尚誼氏は、 手続き上の問題点はないかと追及。 宮国博教育委員長は 「来間中の統合計画は2012年度で計画決定している。 条例改正案の提出が拙速とは思はない。 教育長には事前に承諾を得た上で上程依頼を決めた。 また従来、 委員長名で依頼しており、 教育長不在での決定に問題はない」 とした。

 下地明氏は保育士手当の支給、 佐久本洋介氏は下地島空港の利活用、 砂川明寛氏は砂川保育所の民間への業務委託時期等について質問した。


9月15日~9月22日

2013-09-15 18:49:49 | インポート

9月21日(土)宮古毎日新聞
全国との差、大きく 全国学力テスト 全学科で平均下回る (宮古島)市議会一般質問で明らか

来間中統廃合問題 与党「生徒4人で良いのか」 野党「進め方が拙速で強引」
下地(敏彦宮古島)市長 「万全の対策は責務」PAC3配備調査を容認
硫黄島に通信傍受施設/防衛省 対中国警戒監視を強化

9月20日(金)宮古毎日新聞
来間中統廃合で論戦 「統廃合遅いぐらい」「住民合意が大前提」 
23日に市民集会 学校統廃合問題 「一緒に考えてほしい」

9月19日(木)宮古毎日新聞
来間中廃校に賛否 与党 子どもの強敵立場 野党 住民の理解得るべき
学校適正化 早期の教育環境整備重要 市長が来間中統廃合で見解
*他紙ではあるが、下地市政の一報で学校統廃合、一方では大規模公共工事という矛盾をつく報道があった。(普)

【北京時事】柳条湖意事件82年で式典 混乱防止へ反日デモ抑止

8月18日(水)宮古毎日新聞
すべての手当見直しへ 市議会一般質問 交付税削減見据え 市長が実施の方針
来間中統廃合問題 与党議員3人は賛成表明 野党議員1人は否定的意向

【ワシントン時事】海軍施設で銃乱射 死者13人 容疑者は元予備役兵 大統領「卑劣な行為」

9月17日(火)宮古毎日新聞(休刊)

9月16日(月)宮古毎日新聞
学校統合で論戦へ 宮古島市議会9月定例会 あすから一般質問
映画「標的に村」 基地問題を知るきっかけに 三上(智恵)監督が舞台あいさつ

関電大飯4号機停止へ1年2か月ぶり「原発ゼロ」
原発の町、模索続く 福井 「過度の依存」脱却目指し
審査再開も予断許さず 課題山積 活断層は否定
秘密保全法案で政権ぎくしゃく 「公明軽視」で反発

9月15日(日)宮古毎日新聞
早期解決の必要性は一致 日中関係めぐり国際シンポ。
【ジュネーブ時事】化学兵器管理・廃棄で合意 軍事行動は当面回避
国産新型ロケット イプシロン打ち上げ成功 宇宙(航空研究開発)機構 不具合修正、再挑戦
*弾道ミサイルの最終段には固体燃料技術が必要だから。(普)


まず廃校ありきの姿勢

2013-09-15 17:12:22 | インポート

 私は妹の運動会以外、学校というものに行ったことがない。生まれて間もなく障害を負ったし、学校も遠かった。60年前はそんなものだったが、仕方なく、というよりも自然に読み書き、算数ぐらいは、誰に教わることもなく身についた。そういう私が学校規模とか複式学級の功罪など語れるはずがない。

 だが、私が宮古島に来て3年半あまり、学校規模適正化問題の報道を見てきて、単純に教育問題といえないところに根があるように思える。それは宮古島市の行政や教育委員会の最初から小さいところはなにがなんでもつぶすという姿勢だ。それが今回の宮国博教育委員長の発言に如実に表れているようだ。

 来間中学の廃止案の市議会上程にしても、これほどあっけなく出てくるとは住民の方々の誰もが思っていなかっただろう。まさに闇討ちのあったようなものだ。下欄にあげた「行雲流水」の論旨もわからないものではないが、反対の理由が「地域の声を聴くべきだ」というのが、そんなに物足りないことなのだろうか。

 先日私は「標的の村」というドキュメタリー映画を観た。高江の名はよく聞いていたが実際にどういう情況なのかはほとんどわかっていなかった。オスプレイの訓練ヘリパット。高江の集落を敵の住民に見立てての訓練、訓練のあった翌朝はニワトリが殻のない、ぶよぶよの卵を産むという。そして長い間ヘリパット建設阻止行動をつづけてきた高江の叫びが「住民の声を聞け」というものだ。

 日本政府はもちろん、沖縄県からも見捨てられ、孤独な戦いを続けている高江と、今回の来間のことが私には重なってしまう。それとこれとは違うと言われるかもしれないが、こんな強引なやり方を許せば、宮古島の軍事要害化もあっという間に進められてしまう。統廃合の対象になっている住民は連帯すべきだ。(普)


地域住民との合意困難/来間中廃止議案

行政の責任として決定/市議会9月定例会質疑

Miyagun来間中学校を廃止するための条例改正案について答弁する宮國委員長=5日、市議会議

 開中の宮古島市議会(平良隆議長)9月定例会は5日、上程議案に対する質疑が行われ
た。質問は来間中学校を廃止するための条例改正案に集中。複数の野党議員が地域住民との合意がない段階での廃校方針決定を時期尚早と批判した。それに対し教育委員会の宮國博委員長は現状での地域住民との合意は困難との認識を示し、「複式学級の状態が続くことは耐えられない。行政の責任として決めた」と早期の教育環境改善が必要と教育委員会が判断しての決定と説明した。

 2014年4月1日から下地中学校と統合させるため来間中学校を廃止する条例改正議案について亀浜玲子氏は、1973年の文部省通達で学校統廃合を行う場合には地域住民の理解と協力を得るよう努めることが求められていることを指摘。地域合意がなされてない今、提案すべきではないとして教育委員会の考えをただした。宮國委員長は同通達については、「今の宮古とは社会的背景が違う」と住民合意は必ずしも必要ではないとする認識を提示。地域の理解を得たいとの思いはあるとしながらも、説明会では考え方の違いから「論議が堂々巡りとなった」とした上で、「反対意見があることを踏まえても委員全員で統合を進めるべきとの判断になった」と語った。

 亀浜氏が、住民が納得するまで地域での説明会へ何度でも通うとしていた宮國委員長発言と今回の決定との整合性について質問したのに対しては「地域の人たち全員がOKとなるまでには長い時間が掛かる。ある程度の時期で行政の責任としてやろうと決めて、それを見識のある議会に伺いを立てるというのが今の私たちの立場。あと100回通っても合意に至るという場面がつくれる自信がない」と発言した。

 新城元吉氏は今回の教育委員会の決定について「方針の押しつけで民主的でないのでは」と指摘。それについて宮國委員長は「代議制の議会での決定が最終的な決定となる」と市民の代表である議会に諮ることは民主的な手続きと主張した。

 上里樹氏は、複式学級解消が必要との考えを示す宮國委員長にその理由をたずねた。それに対しては「複式学級を作って良いのは特段の理由があるとき。宮古島に特段の理由を見つけることはできない」と答えた。

 同議案を提案した理由について下地敏彦市長は「子どもたちにより良い教育環境を作ることが私たちの責務。だから上程した方が良いと判断した」と語った。亀浜氏の質問に対する答弁。

 下地博盛氏、長崎富夫氏、前里光恵氏も同議案について市当局の考えをただした


http://www.miyakomainichi.com/2013/09/54353/  行雲流水 2013,0914