アミューズ社が事業廃止へ=万里の長城遭難でツアー企画
時事通信 12月5日(水)2時31分配信
中国・万里の長城で11月、日本人ツアー客3人が死亡した遭難事故で、ツアーを企画したアミューズトラベル(東京都千代田区)が、事業を廃止する方針を決めたことが4日、観光庁などへの取材で分かった。事実上の廃業になるとみられる。
観光庁などによると、同社は20日付で事業を廃止し、旅行代理店業務から撤退する。社員の大半を解雇するが、遺族への補償を続けるため法人格は存続させるもようだ。
旅行業法は、事業の廃止後30日以内の届け出を定めている。観光庁は4日午後にメールで報告を受けており、同社に詳細を確認するという。
観光庁は事故後に立ち入り検査を3回実施し、携帯電話の通じない場所の存在を知りながら、同社が衛星電話を用意しなかったことなどを把握。行政処分も視野に入れ、調査を進めている。
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