からくの一人遊び

音楽、小説、映画、何でも紹介、あと雑文です。

The Voyage of the Moon

2021-10-02 | 小説
The Voyage of the Moon  Donovan



Salyu 愛し君へ 森山直太朗



松任谷由実 - WANDERERS



Stevie Wonder - Faith ft. Ariana Grande



(ちんちくりんNo,51)



                       かほるの日記(1984年8月15日)


 昨日海人の実家から帰ってきて、今は十五日の夜。帰ってきた私にヒロミさんは、「ボーイフレンドと一緒だったんだって?どう、楽しかった?」だって。あまりにもあっさりしすぎでしょ、仮にも母親なのに・・・。普通ならオロオロして「二晩も何やってたの。心配したわよ」となるんじゃないのかしら。私の病気のこともあるから、普通の親なら当然そうだ。でも、ヒロミさんは普通の親じゃないから、今更そんなこと考えてみても仕方のない事かもしれないね。
 おじいちゃんは心配そうに「お前の顔を二日見ないというのも結構寂しいものだな」と言ってくれた。私は八月末には向こうへ行ってしまうので、そうなると今度はおじいちゃんが心配。どうやら私は長い事向こうにいることになりそうだから。でも、もしかしたら失敗したら?すぐに帰ることに・・・いや、よそう、そんな不吉なことを考えるのは。
 ああ、ついさっき、海人から電話があったな。小説が完成したのでよかったら明日うちに来ないか、だって。俺がそっちに行こうかとも言っていたけれど、待つのは苦手なのでこちらから行くことにしたよ。結びがどうなるのか一刻も早く知りたかったので、明日にでも押しかけてやろうと丁度思っていたところに電話。なんてタイミングがいいのかしらね。
 さて、今までの分は内緒で叔父さんに読んでもらって、いい感触。それ知ったら海人怒るだろうな。でもいい。絶対いい。海人にとって悪いことにならない、絶対に。

 それから・・・、どうしようか。
 病気のこと、向こうへ行かなければならないこと、すべてを話そうかしら。
 でもなあ、そうしたいけど、・・・でもなあ、でもなあ、でもなあ。
 
 言わない方がいい?どうせ海人の前から消えなきゃならない、多分ずっと。

 どう思う?姉さん。

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The Easybeats - Friday On My Mind (1967)

2021-10-02 | 音楽
The Easybeats - Friday On My Mind (1967)



アンジェラ・アキ 『愛の季節』



Frida Hyvönen - Terribly Dark



Salyu - to U @ 森、道、市場 2018



Michael Stipe - Sunday Morning (Audio)




高市早苗氏はなぜ敗北したか―ネット保守の過激すぎる応援がアダに

ほぼ同意。

【「親方想いの主倒し」を超克しなければ、高市氏は重要閣僚に就くことはあっても、総理・総裁候補としての「次」には、極めて憂鬱な暗雲が立ち込めているだろう。】というところは、つまりは背後にいる安倍氏の影を断ち切らなければ駄目だということに等しい。そうしないと過激なネトウヨはいつまでも付きまとう。

ただ、今回は元々安倍氏は岸田支持であり、高市氏は当て馬に過ぎなかった。それを知りながらも立候補をしたと思うが、そこがあまりにも透けて見えてしまったために「もっとも分厚い中間層」が避けてしまった、という事もあったのだろうと推察できると思う。

まあ、ともかく私としては高市氏の政策であったり、言動であったり、そういったものに全く賛同できないので、今回の結果は良かったことになるし、むしろ敗因の原因を語ることはどうでもいいことなのであるが・・・。
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