からくの一人遊び

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でも・デモ・DEMO          JAGATARA

2016-11-07 | 音楽
でも・デモ・DEMO          JAGATARA


この「じゃがたら」を知っている人は80年代によっぽどロックにのめり込んだ人なんだろうなあ。

この「じゃがたら」、初期の頃は財団法人じゃがたら、その後に暗黒大陸じゃがたら、そしてじゃがたらと何度も名前が変わっているのだけれど、ともかくまあ過激な集団だった。

例えばステージ上でしまへびを食いちぎったり、鶏の血を飲んだり、流血騒ぎを起こしたり、音もパンクそのもので、音楽を聴かせるというより、その過激さが売りの集団だった。

それが変わったのはじゃがたらという名になってからなんだろうけど、そうなったのはどうやらボーカルの江戸アケミがそんなパフォーマンスに嫌気がさしたから、音楽を本気になってやろうとおもったからだという。

本気になった彼らの音楽は凄かった。

演奏技術は勿論のことだけど、そのパフォーマンスも確かなものに変わった。

多分、日本人でファンクに真剣に取り組んだのはこのバンドが初めてだったんじゃないかな。

このバンド、ボーカルの江戸アケミが音楽に真剣に取り組めば取り組むほど精神に変調をきたし、そして最後にはメジャーデビュー直後だったか、彼が自宅の風呂場でおぼれ死ぬことで終焉を迎えたのであるが、それで終わるには誠に惜しいバンドだった。

当時の私にはそれは受け入れ難い事実であった。

いまこうして、この映像を観て思うのは「じゃがたら」というのは本当にファンキーなバンドだったなあ、ということである。

つくづく残念だと実感した。



ところで、この映像、メンバーを見て、「あれ?」って感じた人もいたかもしれない。

そう、バッキングコーラス、女性二人の内の一人が後に振付師として世に出る”南流石”である。

彼女も「じゃがたら」のメンバーの一人であった。

確か、彼女は今「乃木坂46」の振り付けをしているのだったかな。

そう考えると隔世の感を禁じ得ないのだなあ、と思う。




さて、さて今日はこれでお終い。

おやすみなさい。

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