【子供教育備忘録】日本の未来を憂いる。落日と、むべなるかな日本
昨今、自分の将来に対して余り夢や希望が持てない若者が増えてきている。
ゆとり教育や将来が明るく見えない社会など
政治社会、教育環境とさまざまな要因があると思いますが、
私が思うに将来に夢を持てないのは、
単に将来が明るく見えないからというよりも、むしろ過酷な努力をしてまで
人生の目標に挑戦するより、給料が減ってきているといっても、
デフレのなか安くものも買え、生活に困ることなくそれなりにやっていけるという
生ぬるい状態が、かえって彼らの精神を弛緩させているのではないかと思うのです。
困難に立ち向かって何か挑戦しようという意欲がそがれ、
楽して暮らしたいという、「易きに流されている」のではないでしょうか。
以下、新聞記事から転記
▼明確な目標を持っていた日本の若者はわずか3割
世界最大の人材サービス業者アデコはこのほど、日本で働く日中の若者の人生目標など
について調査を実施した。その結果、日本で 働く中国の若者の9割が明確な目標を
持っていた一方で、明確な目標を持っていた日本の若者はわずか3割しかいなかった。
▼日本の若者はかつての日本人が持っていた向上心と自信 を失っている
文部科学省の教育研究機関は2012年8月、米国・中国・日本・韓国の7200人の高校生を
対象にアンケートを実施した。そのうち「自分は価値がある」と回 答した比率は、
米国が89.1%、中国が87.7%、日本が36.1%、韓国が75.1%となった。
「自分に満足している」と回答した比率は、米国が 78.2%、中国が68.5%、
日本が24.7%、韓国が63.3%となった。前の世代から見ると、
日本の若者はかつての日本人が持っていた向上心と自信 を失っている。
▼「1人で生活する自信がない」留学する日本の学生が急減
財 団法人日本青少年研究所が12年に発表した「高校生の生活意識と留学に関する調査」によると、
中国の6割の高校生は海外留学を希望しているが、日本の高校生の過半数は海外留学を
希望しておらず、その理由の多くが「1人で生活する自信がない」などだった。
また、文部科学省の調査によると、米国の大学に留学する日本の学生が急減しているという。
▼活動範囲が狭く、最低限度の生活
現在の日本の若者は新しいことに興味を示さず、家で休暇を過ごす傾向が強まっている。
マイカー購入を検討せず、活動範囲が狭く、最低限度の生活を送っている。
これは「消費しない消費者」と呼ぶことができる。
就職氷河期の「失われた世代」、教育の「ゆとり世代」である日本の20代の若者たちは、
未来を見据えリスクを避けようとしている。
(転載ここまで)
子供の将来は、荒廃した学校教育だけに任せられない。
かつての
「ハングリー精神」「パイオニア精神」のなどの心躍るような言葉が
あまり聞かれなく、いまでは懐かしい言葉となった。
若い方は、完全に「二極化」していると思います。もっと言えば、「底が抜けている」という感覚ですね。
それが一番怖いです。