見えない壁 １

見えない障害に阻まれ、前に進めない人がとても多いですよね。

先日、ある芸能人が今までの半生を語っていました。

その内容は、以下のとおりです。


今回の話の主人公であるある芸能人は、幼い頃よりお嬢様のように育てられ、両親の仕事も順調でお金にも困らず、大学生まではとんとん拍子で物事がうまく進み、まるで天国のような環境にいたそうです。

彼女にはダンスという特技があり、両親が応援してくれ、努力の甲斐もあり全国大会でもトップレベルまで昇りつめました。

そして、世界選手権に出場するための大会に出場するはずだったのですが、大会前に母親が突然の死去。

喪失感のある中、お母さんが天国から見てくれていると力を振り絞って大会に出場し、見事優勝。

世界への切符を手に入れたのですが、母の死後、今度は父が病気に冒され仕事が出来なくなり、実家の家業が倒産寸前になってしまい、会社をたたむために実家に戻り、ダンスどころではなくなってしまいました。

結局、世界への切符を手にしながら、世界大会に出ることはできませんでした。

さらにその後も悪いことが続き、持病のヘルニアが悪化して手術までするに至りました。

立て続けに悪い事ばかり起こるため「なぜこんなに報われないのか？」と悩み苦しみます。

しかし八方塞がりでどうすることも出来ず、どう考えても自分の進む道に「壁」があるとしか考えられませんでした。

そして、次第に自分の夢であったダンスへの情熱も失い、時が止まったままのようになってしまった、というのです。


テレビでは、その後彼女が見事ダンスで優勝するところまで放映されていました。

これを見た多くの人は、「天国で見守っていてくれているお母さんによい報告が出来た」とか「努力が実った」という美談で終わっていると思いますが、私は今回のこの話を見て「霊障の本当の怖さ」を再確認しました。


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