児童生徒 学級 学年 学校の取り扱い説明書

教育のことや子育て 不登校問題への対応等について、考えてみます。

進路指導の活動 続き

2024-07-28 10:59:51 | 学校の活動
変わらずに暑い日が全国的に続いています。体調の維持が結構大変ですね。暑さもストレスの一種ですから、やはりストレスの続いた状態ですね。

筆者は、ストレス対策には、ストレッチ運動を行っています。you tubeを見てみますと、たくさんの動画がアップされています。それらの中からやりやすそうで続けられそうなのを選んで行っています。特に寝る前に10分から15分程度で行っています。そんなに負担にならずに続けていられています。というか、今では習慣みたいになっていて行わないと何となくおかしなような感じでいます。一日の終わりに気分を落ち着かせる、元に戻す、リセットするような感じですね。

ストレッチを続けていると、確かに効果はあるようです。寝つきがよくなったり、睡眠も深くなるようです。人に教えてもらって始めたことですが、行うことがよいことと思われますので実施するのがよいと思います。
また、スクワットもしていますよ。毎日ではありませんが、一日の運動等が少ないなと思ったときには時間のある時を選んでスクワットをやっています。こちらも効果がありますよ。足の筋力を維持強化するにはと手もよいようです。

さて、進路指導のことに戻って考えてみたいと思います。
前回は、進路指導の趣旨について、私見になってしまうかもしれませんが、わかりやすく理解しやすく、納得しやすいかなと思って記してみました。いかがだったでしょうか。

今回は、進路指導の具体化ということを考えるのですが、実は、文部科学省の提示する「進路指導の6つの活動」というのがあるのですが、これは少し古いので現在では多少は違った形で提示されているかもしれません。しかし、6つの活動は、初めて提示されたものですので、基本をきちんと押さえていると思いますので、これの方がよいかと思い、そのまま示したいと思います。しかし、この活動を行うことが、どのようにして、将来の生活のあり方につながるのかの説明は具体的にはありませんので、前回の趣旨を意識して読んでみていただき、関連をそれぞれの方で確認していただければと思います。6つの活動を行っていけば、将来生活の検討に確実につながるとは思えますので、その点の理解はよろしくお願いいたします。

初めに「進路指導の6つの活動」を全体に列挙しておきたいと思います。
以下の通りです。

1 個人資料に基づいて生徒理解を深める活動と、生徒に正しい自己理解を得させる活動
2 進路に関する情報を得させる活動
3 啓発的経験を得させる活動
4 進路に関する相談の機会を与える活動
5 小食や進学に関する指導援助の活動
6 卒業者の追指導に関する活動

以上が提示されています。これらの活動を、中学・高校の時代に年齢や発達段階に応じて、各学年に振り分けて、一度または複数回を行うことが進路指導の実践と思います。
以前に触れた、教務が作成する教育課程の中にきちんと位置付けられて、意義や実施の目標を明確化されて行われるものです。
生徒は、学校の教育課程を経験していく中で、いろいろな行事や活動を体験しながら自らの将来に目を向け、将来の生き方やあり方を考えていくことになると思われます。

今回はここまでにさせていただいて、特に「6つの活動」について、確認していただければよろしいかと思います。学校の中では、漠然とした形で、経験的にあるいは前年を踏襲する形で進路指導が行われている場合が多いかと思います。
基本概念を踏まえておくことはとても大切なことと思っています。
次回は一つ一つを具体的に考えてみたいと思います。今後もよろしくです。



一学期の活動 続きの2

2024-06-06 13:30:05 | 学校の活動
今日2度目ですが、少し追加をしてみたいと思います。

今は6月ですが、少し遡りですが、4月の活動について、概略を記したいと思います。
1年間を見通した活動の実践について触れます。投稿主の影響で、カウンセリングや教育相談の視点での活動が中心になってしまいますが、他の視点からでも十分に役立つかとも思っています。趣旨を読み取っていただいて工夫をしていただきながら使っていただけますと使えるかと思います。

また、内容は高校でのことが多くなっていますが、中学校でも、あるいは小学校でもその趣旨を使っていただければありがたいです。また、教育相談の用語やカウンセリングの用語等につきましては可能な限りですが注釈を記したいと思います。不明な部分等はコメント等でお知らせいただいたり、ネットでの検索等をお願いします。ご質問にも可能な限り答えさせていただきます。
それでは、4月の活動について学年ごとに分けて記してみます。

1年生(中学・高校中心)
 適応指導として人間関係づくりを最優先に行う。声かけを多く行ったり、可能であれば短時間でも早期に面接が行われると、いろいろな面で役立つと思われます。人間関係や信頼関係をつくり、生徒の情緒の安定にも役立つと考えられます。
 教育相談の一つの技術である、構成的グループエンカウンターのミニエクササイズ(SGEと略記)を行ったり、SCT(文章完成法テスト)などやり易いものができれば役立ちます。
自分の成長の過程である「自分史」を書いてもらうことも、生徒理解に役立ちますのでよいかと思います。
一年生の生徒に「これからの生活で心配なこと・不安なこと」などを書かせて、それに上級生からアドバイスの活動を行うと、生徒の状態が安定します。各学校の特性と実態に応じて行うとよいと思います。
また、教員も生徒の記述したものを見ると、心情や実態がわかりますので、生徒理解が進みやすいと思われます。

※構成的グループエンカウンターについては、文献がたくさん出ていて、実践事例も多く紹介されていますので検索してみてください、
※SCTは文章完成法テストという心理検査の一種です。説明資料や文献もありますので検索してみてください。

2年生
 進級に伴い新しい学級になることが多いと思われます。人間関係をつくる点は1年生と同じです。1年間学校で過ごしていて事情は分かっていると思いますので、新しい学級に早く慣れるようにすることを目指します。
教員は、学級運営の基本方針や担任の思いを明確に伝えることが大切と思います。共に作り上げる感覚を持てるようにして、組織作りを進めます。年間の予定や進行についての説明をきちんと行い、生徒が目標を具体的に持てるように指導や支援を行います。新しいスタートであるという気持ちを持てるとよいと思われます。
1年生と同様に、SGEのすぐにできる小さいエクササイズ(活動)等を行うと馴染むと思います。面接も有効性があると思われます。

3年生
 2年生と同様ですが、学級の組織作りをきちんと行います。面接も可能であれば実施します。生徒間の人間関係づくりで、情緒の安定を図りながら、相互に助け合い、励ましあう学級の雰囲気を作ります。
年間のスケジュールの紹介と確認を行い、一年間の中での短期、中期、長期の目標、特に学習目標を明確化します。自己の進路目標をなるべく早期に明確にするように促すとともに、必要に応じて、個別支援も含めて着実に行います。

4月は出会いの季節ですので、生徒間、生徒と教員の間でよい出会いができるように心がけて活動することが大切と思われます。