すでに11月になってしまいましたが、11月の、中・高3年生への対応の活動について記してきませんでしたので、ここに記してみます。
全体的には、1年生と2年生の項目を参照していただけるとよいと思いますが、3年生にはそれなりの特性もありますので、それらの点について、簡単にですが触れてみたいと思います。
人間には予期不安と言うことがありまして、例えば受験などが近づいてくると、自然に不安が大きくなるというようなことです。組織では、プレゼン等の前になると、食べ物ものどを通らないという方もおられるかもしれません。
高校3年生の11月は、生徒に寄っては、その予期不安が一番大きくなることがあるということです。時期的に受験が近いが、本当にその時期ではない。いざ受験のころになると覚悟も決まって不安も和らぐことがあるのですが、11月は期間的に微妙な時期です。
それで、生徒の情緒的な安定を図ることが一番の課題と言うことになると思います。心が安定するのは、理解者が近くにいるとき、わかってくれる人が欲しいということですね。それと、自分と同じような心持になっている人がいて、その人もそのような状態ではあるが、頑張っていることがわかるというような状態だと落ち着くかと思います。
孤独な中での不安が一番対応しにくい状態だと思います。それで、クラスの中の生徒間の健全な交流があると救われて安定すると思います。ここがこの時期の学級運営のポイントかと思います。支援者のやるべきことは、構成員の精神的な安定を図ることを考えて実行することかと思われます。
やはり観察は大切です。観察に基づいて支援者が近づいて人的交流を図ること、それを地道に継続することがポイントと思います。面談でも、個別に雑談のできる機会でも、小グループに分けての交流会でもよろしいと思います。
さらに積極的な場合には、メンタルトレーニングの方法を教えるとかもあると思います。生徒を対象にしたトレーニングの本も出ていると思いますので、読んでみることを進めたいと思います。
自律訓練法と言う心理学の知見に基づいた練習法もあります。詳細はここでは述べられないので、調べてみていただければと思います。SCの方は各種のリラックス法を知っていると思いますので、個人、あるいはクラスでやり方を教えてもらう機会があるとよいと思います。
学習に集中できないで悩む生徒も多いと思います。ふらふらとした状態が続く生徒もいると思います。それらの生徒への具体的な対応が必要かもしれません。支援者の経験も生徒にとっては大きな情報です。自己開示して知らせてみることもよいかもしれません。
いろいろな方法を調べて見たりして、伝える努力を行うのがよいと思います。支援者のそのような思いは必ず相手に伝わります。本当にやってみる価値のあることと思います。
今回はここまでに致します。
また、生徒指導の考え方や技術に戻って次回以降に触れていきたいと思います。
今後もよろしくお願いいたします。では、また。
生徒が予期的な不安を持ちやすいので、面談をまめに行うことや短時間でも気の休まる時間を作る等、情緒の安定を図る活動を行う。自律訓練法の継続やメンタル・トレーニング等を行う。学習に集中できない生徒への対策を行う。ストレス・コーピング・スキルを教えるのもよい。
全体的には、1年生と2年生の項目を参照していただけるとよいと思いますが、3年生にはそれなりの特性もありますので、それらの点について、簡単にですが触れてみたいと思います。
人間には予期不安と言うことがありまして、例えば受験などが近づいてくると、自然に不安が大きくなるというようなことです。組織では、プレゼン等の前になると、食べ物ものどを通らないという方もおられるかもしれません。
高校3年生の11月は、生徒に寄っては、その予期不安が一番大きくなることがあるということです。時期的に受験が近いが、本当にその時期ではない。いざ受験のころになると覚悟も決まって不安も和らぐことがあるのですが、11月は期間的に微妙な時期です。
それで、生徒の情緒的な安定を図ることが一番の課題と言うことになると思います。心が安定するのは、理解者が近くにいるとき、わかってくれる人が欲しいということですね。それと、自分と同じような心持になっている人がいて、その人もそのような状態ではあるが、頑張っていることがわかるというような状態だと落ち着くかと思います。
孤独な中での不安が一番対応しにくい状態だと思います。それで、クラスの中の生徒間の健全な交流があると救われて安定すると思います。ここがこの時期の学級運営のポイントかと思います。支援者のやるべきことは、構成員の精神的な安定を図ることを考えて実行することかと思われます。
やはり観察は大切です。観察に基づいて支援者が近づいて人的交流を図ること、それを地道に継続することがポイントと思います。面談でも、個別に雑談のできる機会でも、小グループに分けての交流会でもよろしいと思います。
さらに積極的な場合には、メンタルトレーニングの方法を教えるとかもあると思います。生徒を対象にしたトレーニングの本も出ていると思いますので、読んでみることを進めたいと思います。
自律訓練法と言う心理学の知見に基づいた練習法もあります。詳細はここでは述べられないので、調べてみていただければと思います。SCの方は各種のリラックス法を知っていると思いますので、個人、あるいはクラスでやり方を教えてもらう機会があるとよいと思います。
学習に集中できないで悩む生徒も多いと思います。ふらふらとした状態が続く生徒もいると思います。それらの生徒への具体的な対応が必要かもしれません。支援者の経験も生徒にとっては大きな情報です。自己開示して知らせてみることもよいかもしれません。
いろいろな方法を調べて見たりして、伝える努力を行うのがよいと思います。支援者のそのような思いは必ず相手に伝わります。本当にやってみる価値のあることと思います。
今回はここまでに致します。
また、生徒指導の考え方や技術に戻って次回以降に触れていきたいと思います。
今後もよろしくお願いいたします。では、また。
生徒が予期的な不安を持ちやすいので、面談をまめに行うことや短時間でも気の休まる時間を作る等、情緒の安定を図る活動を行う。自律訓練法の継続やメンタル・トレーニング等を行う。学習に集中できない生徒への対策を行う。ストレス・コーピング・スキルを教えるのもよい。