児童生徒 学級 学年 学校の取り扱い説明書

教育のことや子育て 不登校問題への対応等について、考えてみます。

子育てのポイント(2)

2014-07-03 10:24:00 | 教育相談
今回は、子育てのポイント(2)です。

心配しだしたら限りがない、親の不安は子どもに伝わる。
 子どもを育てることは、ある意味では不安や心配との戦いであるかも知れません。子どもを良くしようとする気持ちのあまり、心配や不安が一層大きくなる場合もあります。
 親が不安な気持ちを強く抱いていると、その気持ちが自然に子どもに伝わってしまい、親の不安を感じ取って、子どもも不安になってしまうこともあります。
 すると、子どもは強くなった不安のために、本来の力を十分に発揮できない状態にもなってしまいます。
 親としては、ある程度心を落ち着かせて、「何とかなる」、「この子なら大丈夫」とか、少し楽観的に考えておくことがよいと思われます。但し、「何とかなる」を理由に、何も創意工夫をしない、子どもの成長に関心を持たない、放任するなど、成り行きに任せた子育てだと、また別の課題が生じるかも知れませんので注意が必要と思われます。

「教育情報」に惑わされない。
 マスコミやネットが発達して、子育てに関しても様々な情報が大量に流されています。
ともすると、それらの情報に強く影響され惑わされて、冷静な判断ができなくなってしまうこともあります。目に止まった記事や情報に必要以上に振り回されないようにすることも大切だと思います。教育情報に接したときは、まずは冷静な気持ちになってみて、もう一度考えてみる、子どもに対してやってみてその反応をきちんとみる、等の注意が必要と思われます。

親は独走しない、自分一人じゃ子育てはできない。
 親の一方的な思惑だけでの子育てはできません。親が子どもをこうしたい、子どもにこうなってもらいたいと、一方的に考えて、その思いだけで子どもに接すると、子どもがいやな気持ちになるかも知れません。前回にもあったように、子どもは一人の別人格の存在です。
 子育ては、なるべく多くの人と交流して、その中で自分の子どものこと等を考えながら進めていくのがよいと思われます。特に、学校は、保護者と力を合わせて子どもを育てていくところだと思いますので、十分に情報交換をしながら、協力して成長を促すことが大切と思われます。