ン十年来の友人で落語友達(落友)でもあるHさん。しばしばメールのやり取りもするのでメル友でもあります。さすが落語通のHさん、私へのメールの表題は噺のなかに出てくる科白なんです。メール本文に密接な関連があるものからどう考えても本文の内容とはずれているようなものまで。ほんとメール本文を見る前に随分と楽しませてもらっています。
例をあげますと、「十万八千両の銭儲け」(はてなの茶碗)「土風激しゅうして小砂眼入す」(延陽伯)「徳庵堤へ出てまいりますと~」(野崎詣り)というような具合です。こんなのがメールのタイトルですから、まぁ落語があまりお好きでない方には何のことやらお判りでないと思います。たちの悪い<迷惑メール>だと思われるでしょう。
しかし私は、わかるんでございます。喜んでいいのやら悪いのやらわかりませんが。そのときのタイトルでHさんの用件やら彼の機嫌が推察できるんです。趣味の合う者同士は思考も似通っているのでしょう。私からHさんへのメールもついつい落語の中で使われるフレーズになってしまいます。
噺のなかでも好きなフレーズというのは頭に残るものです。持参金という噺では「早起き三両宵寝は五両」、池田の猪買いや米揚げ笊(いかき)にでてくる「問うは当座の恥問はずは末代の恥」田楽食いの「先年神泉苑の門前の薬店、玄関番~」胴乱の幸助「柳の馬場押小路虎石町の~」・・・その他いろいろありますが、またの機会に。
Hさんこれからも「アっ」というようなタイトルでメールください。(「アっ」というのは次の御用日でしたナ)楽しみに待ってます。ほたらこのまた続きは繁昌亭で。
例をあげますと、「十万八千両の銭儲け」(はてなの茶碗)「土風激しゅうして小砂眼入す」(延陽伯)「徳庵堤へ出てまいりますと~」(野崎詣り)というような具合です。こんなのがメールのタイトルですから、まぁ落語があまりお好きでない方には何のことやらお判りでないと思います。たちの悪い<迷惑メール>だと思われるでしょう。
しかし私は、わかるんでございます。喜んでいいのやら悪いのやらわかりませんが。そのときのタイトルでHさんの用件やら彼の機嫌が推察できるんです。趣味の合う者同士は思考も似通っているのでしょう。私からHさんへのメールもついつい落語の中で使われるフレーズになってしまいます。
噺のなかでも好きなフレーズというのは頭に残るものです。持参金という噺では「早起き三両宵寝は五両」、池田の猪買いや米揚げ笊(いかき)にでてくる「問うは当座の恥問はずは末代の恥」田楽食いの「先年神泉苑の門前の薬店、玄関番~」胴乱の幸助「柳の馬場押小路虎石町の~」・・・その他いろいろありますが、またの機会に。
Hさんこれからも「アっ」というようなタイトルでメールください。(「アっ」というのは次の御用日でしたナ)楽しみに待ってます。ほたらこのまた続きは繁昌亭で。
「崇徳院」のお嬢さんは、緋塩瀬(ひしおぜ)の茶帛紗(ちゃぶくさ)を忘れてからに、「料紙を出せ」とおっしゃったんですな。
先日久しぶりにNHKBS2で三代目の「代書屋」聞かせてもらいました。いつ聞いてもきっちりやらはります。
さんの言うてるほうが、正解ですやろ。久しぶりにてったいの熊はんに会いとうなったんで、今日は枝雀さんの「瀬をはやみー」を聞いて寝ますわ。私、あんまりこのお方とは縁がないのですが、「寝床」と「崇徳院」は最高です。一度、四代目に「鴻池の犬」をやってもらいたいのですが、持ちネタでしょうか。あと「佐々木裁き」もええやろなあ。どうでもええけど、大坂西町奉行は、代々、佐々木信濃守だったそうです。