4/1のリサイタル、2部のはじめはプリムラ組の3人による「雨ニモ負ケズ」宮沢賢治です。
この詩を3人で読むにあたり、少しアレンジを加えました。
リフレインは、詩の世界を耳で楽しむのに効果的だと思います。
眼で詩を読む時、心に飛び込んできた言葉があると、そこでしばらく立ち止り、文字をじっと眺めるということはありませんか?
黙読には、自分のペースを守れるという、素晴らしい利点があるのですね。
一方で朗読を聴いている時、聴き手には、読み手のペースに合わせることしかできません。
一字一字が重要な意味を持つ詩では、聴いているだけでは、どんどん読まれてゆく朗読についていけなくなることが良くあります。
だから時々、あまり先に進み過ぎないよう、情景描写の部分を繰り返して、異なる読み手の解釈を楽しむことで、一人で黙読していたのでは味わえない、新鮮な情緒を感じてもらうことができるとよいなと。
アネモネ組は、この試みにとても熱心に取り組んでくれました。
ありがとうございます!