今日の湘南は、朝は曇りがちでしたがお昼に近づくにつれ晴れ間が出て、
綺麗な日差しが、いっぱいの窓からスクリーン越しに届く部屋で、
朗読会を楽しむことができました。
12月の半ば、皆様大変お忙しい中を、朗読会のためにお集まりくださいまして、ありがとうございます。
今日は、読むのも聴くのも初めて!
お互いにお会いするのも初めて(*^_^*)という方が多くいらっしゃいましたので、
いつもより、少しだけ、ピンと張りつめた緊張感があったように思います。
プライベートクラスでお稽古されていると、他の方の読んでいるのを聴く機会がないので、
初めてですとそれはやっぱり、ドキドキしますよね。
終了後には「皆様素晴らしくお上手なのでびっくりしました」とおっしゃっていましたが、
他の方も同じようにおっしゃっていて、そうなんです、皆様が本当に素晴らしい朗読をされました。
いつも思うのですが、朗読会では、いつものお稽古時の何倍も何倍も、しっかり、思いが伝わるよう、きちんと聞こえるよう、
読むことができるのですね。
それは皆様に共通です。
大きなホールやステージなどではまた変わってくるのですが、
今日のような閉じられた空間は、聴き手と読み手の世界がひとつになりやすく、
声だけで物語の世界に飛んでいくことが可能になります。
私たちは目に見えるものの世界、3Dの世界で生活していますが、
良い朗読を聴くと、目に見えているものと違う場所で物語を実体験しているようなことが起こります。
これはもしかしたら5Dみたいなものなのかとも思います。
性別も年齢も、国籍も時代も、未経験のはずなのに、違和感なく物語の中にいます。
映画を見る時は、主人公に同化して物語を進むように思いますが、朗読では、
主人公はもちろんですが、そこに出てくる人々すべてに自分が同化するのが不思議ですね。
だから聴いている時は息もできないような感覚で、
そして物語が終わると、気が抜けたように、すっきりします。
本当に不思議です!
日常を離れ、今日は12の物語の世界に遊びました。
また明日から、新鮮な気持ちで日常を送れそうです。
本日ご参加くださった皆様、ありがとうございました。
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