先月お知らせいたしました台本編集講座について、
お問い合わせをいただいておりますので、もう一度ご案内させていただきます。
朗読会などに出るとき、読む本について悩まれる方が多いものです。
10分くらいで読めるものを探すと、
なかなか見つからないのですね。
すると、全体を短くするか、またはある部分を抜粋するか、
どちらかになるのですが、
どこを選ぶか、というよりどこをカットするか、
なかなか決めるのが難しいのです。
どこもとても大事だから、全部読みたいと思うのです。
そこで、朗読の聴き手の立場に立った、
わかりやすい編集のポイント、
物語のカットや抜粋のテクニックについて、
少人数で学ぶ講座を開きます。
これは、「朗読台本を自分で創作する」講座ではありません。
オリジナルのストーリーを考えるのではなく、
既存の物語を、耳で聴いてわかりやすくするために、「短く編集する」講座です。
編集といっても、文章を変えることはしません。
あくまで「カットする」「短くする」だけです。
物語は、もともと目で読む前提で書かれており、
初めから声に出して読まれること、
耳で聴いて理解することを前提にされてはいません。
そして、朗読を聴くということは、読み手が思う以上に「体力的に消耗する」ものです。
ですから読み手は、聴き手にできるだけ負担のない朗読を意識するとよいのです。
耳で聞くだけの場合、「省いたほうが理解しやすい」箇所は、どの物語にもかなりな分量あります。
どこを残すのか、省くのはなぜかには理由があります。それを学ぶことで、
読みたい物語を、持ち時間に合わせて自由に編集することができるようになります。
講座では、実際に芥川龍之介の「蜘蛛の糸」を、9分の朗読台本に編集します。
最後に、全員に編集済みの完成台本(下の写真です)をプレゼントさせていただきますので、
朗読会や、サークルのテキスト、朗読教室のテキストなど、ご自由にお使いください。
また、短くしたい物語で迷っている方は、個別Q&Aの時間で、ご相談いただけます。
「海のまち・朗読台本編集講座」
日時■7/13(土)12時半~15時45分
場所■藤沢ミナパーク
定員■6人
費用■9,980円
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/47/62/d05032eacc8fd068bded379a266351e3.jpg)
お申し込みはメールでどうぞ。
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