「海のまち朗読館」は、ふつうの朗読教室ですが、
日本朗読検定協会の認定教室でもあるため、朗読検定を受験する方のための、
予備校的講座も行っております。
こちらはご希望をいただいてから日程を決めますので、あまり目立ちませんが、
毎月検定講座をご希望される方が数名いらっしゃって、全員が合格されています。
講師として大変やりがいのある講座です。
朗読検定は、全国の朗読ファンが、なんとなく「受けてみたくなる」検定で、とても人気があります。
これには各方面から御懸念の声がある通り、もちろん朗読の技量を点数で測ること自体に意味はありません。
「はっきり聞こえる声を出せているか」
「基本的な日本語発声のルールを理解しているか」
「自分の解釈通り聞こえるように読めているか」
「抑揚や間、緩急を適切に取れているか」
など、聞く人が判断できる部分で「どのくらいできているか」を基準に合格不合格が決まります。
わたしはアナウンサーでしたが、それでも、「自分ってどのくらいできてるんだろう?もしかしたらぜんぜんできていないのかもしれない!」
と時々心配になっていました。
まあ、会社でいつもめちゃめちゃ怒られていたからっていうのもありますが。
だから、会社を辞めてからフリーになって、誰も怒ってくれる人がいなくなり、自分についてますます確信が持てなくなりました。
20年くらいたって朗読検定ができて、びくびくしながら受けてみたら合格した時は、助かった、と思ったものです笑。
なので、朗読歴が長い人が、自分の読みに迷ってしまう気持ちは大変よくわかります。
そんな時検定を受けて、その結果にすがって安心したい気持ちは誰よりも(?)理解できます。
…いえ、これは検定協会本来の目的とはズレていますね…、スミマセン。
もっと純粋に、良い朗読をしたいからという理由で検定を受けられる方が圧倒的に多いのは確かです。
そして!このたび大人だけでなく、子供たちにも声を出すことにトライしてもらいたい!と、
新しく来年1/1から、ジュニア朗読検定が始まることになりました!
10級から5級まで、とてもユニークで楽しく、自分のためになり、簡単に応募できるシステムです。
親子で楽しく練習できると、冬休みの良い思い出になりますね。
大きな声で文字を読むことに慣れるのは、どんな人にもアドバンテージを与えてくれるものですが、
特にお子様ならなおさらです。
これから、数々の面接、スピーチ、プレゼンの機会が常にお子様の人生にめぐってきますものね。
外国語の習得も、結局は母語の習得能力におっているのです。
日本語を小さな声でぼそぼそと話す人が、英語だけは堂々と通る声で話す、などということがあるでしょうか????
まず、日本語の発声に自信を持つことで、お子様の人生を輝かしい未来に向けることができたらいいですね。
*ジュニア検定について詳しいことはこちらをご覧ください。