浮島ヶ原自然公園 公園レポート

静岡県富士市にある自然公園です。
このブログでは、浮島ヶ原自然公園の日々の様子についてお知らせしていきます。

開花したサワトラノオが増えています

2011-05-08 07:01:44 | 浮島ヶ原自然公園の植物
公園のメインの花、サワトラノオがたくさん咲いています。



今年は、ヨシの成長が遅いので昨年より株数が増えているように思います。
木道から見える範囲のサワトラノオは、周りのヨシなどを刈ったので見やすくなりました。
木道のすぐ脇にも咲いていますので、間近でじっくり見ることもできますよ。



間近で見るとこんな花です。
今の状態だと、あと2週間ほどが見頃だと思います。
全国でも、ほとんど見ることができなくなった花です。
ぜひ見に来てくださいね。

かわいい作品ができあがりました

2011-05-07 19:30:54 | 自然遊び

今日の公園管理棟では、自然遊びをしていく親子連れが多かったです。
その中でも、この女の子はお母さんと一緒に熱心に作品を作っていました。



落ち葉を使ったしおりと、ジュズダマのネックレス。
テグスが細かったこともあって、ジュズダマを通す作業が少し難しく、途中で音を上げそうになりましたが、がんばって仕上げました。
おかげで、かわいい作品ができあがりました。

その他に、わざわざ藤沢から来てくれた兄弟は、ヨシ笛を作って行きました。
タケニグサも付け足して、大きな音の鳴る笛を作っていきました。

地元の2年生の男の子は、紙トンボを作っていきました。
自分で模様も描いた紙トンボは、バランスがバツグンで、すごく良く飛ぶ紙トンボになりました。

公園ガイドがいる時には、いろいろな自然遊び体験ができます。
ガイドによって得意分野がありますので、何度か来園していろいろ体験してみてくださいね。

公園では、自分なりにいろいろ遊べます

2011-05-06 19:59:52 | 自然遊び
昨日のこどもの日。
どっと来るかなと思って、自然遊びの時間を決めてみましたが、まばらな出足だったの随時受付にしました。(いつものやり方に戻っただけですが)
材料を用意したのは、ヨシ笛・タケニグサ笛・どんぐりトトロ・紙とんぼ2種(牛乳パック竹とんぼ)・ススキのバッタなどなど。
作ったものもありますが、出来る限り自分で作ってもらっています。その方が、愛着がわきますからね。

この日は、小3女子3人組がめいっぱい楽しんでいました。
用意したもの以外にも、何か作れない?というので、マテバシイのどんぐりで、どんぐり笛作り。



水をつけたコンクリートでどんぐりの頭を削り、穴を掘るというちょっと大変な、いや根気のいる作業です。
それでも、熱心に取り組んできれいな音の鳴るドングリ笛を作ることができました。
なかなかがんばる3人組でした。
この後も、シロツメクサの腕輪作りをやりましたが、なわとびができるほどの長さまで伸ばしていました。せっかくなので、なわとびまでしてしまいました。豪華ななわですね。
時間いっぱいまで遊び、「まだ、ここにいたーい」と言いながら帰っていきました。
うれしいことですね。

その他にも、一生懸命ススキのバッタを作っていかれた中年女性の方もいました。
いろいろな自然遊びの用意をしています。
気軽に公園ガイドまで声をかけてくださいね。

絶滅危惧IB類の花、サワトラノオの花が増えてきました

2011-05-05 18:33:40 | 浮島ヶ原自然公園の植物
浮島ヶ原自然公園に咲く、環境省レッドリストで絶滅危惧IB類の花、サワトラノオがいよいよ見頃です。



周りのヨシを刈って日光が当たるようにしたところ、開花が進んできました。
この週末が見頃になります。
白く咲いた花に、ハナアブたちがやってくるようになりました。

サクラソウ科で、山でおなじみのオカトラノオと同じ属です。
ただ、オカトラノオのように花序が曲がらずまっすぐに咲きます。
また、同じく湿地に咲くヌマトラノオより早く咲き、花が密になります。
公園では、6月になるとオカトラノオとヌマトラノオも咲きます。

このサワトラノオ、全国でまとまった数が咲く自生地は5ヶ所ほどと言われています。
日本列島の太平洋岸だけに分布し、自生地が点在しています。
他の自生地は、埼玉県と九州の阿蘇地方なので、その中間であるこの公園での自生は、サワトラノオの分布を考えるうえで重要だと考えられています。
(もしサワトラノオの自生地をご存じの方がいましたら教えていただけないでしょうか。データを集めたいと思います)

今年は昨年より株数も増えてきました。
ぜひ見に来てくださいね。