海に生きた永谷のじーちゃんが2016年、タコ漁へ出て、天国へ・・・
朝は凪が良く、エメラルドグリーンの海だった。その直後、海は一変し、荒れた、ふと大きな虹を見ていた・・その日に
じーちゃんは、波にのまれてしまっていた。
なんてことだ。タコ漁へ行く前日に、私は、じーちゃんに赤飯を持って行った。その日がなんと誕生日であったとは、無口なじーちゃんが、
にっこりとほほ笑んでいた。どんなにその赤飯をほおばって食べたことだろうか・・・。想像した。朝日が昇ると、舵をとり沖へ出た
きっとタコを捕ったら、自転車に乗って、自転車の籠の中に入れたタコを、海とオルゴールへ向かうことを楽しみにしていたに違いない・・・。
じっと海を見つめていると、北陸中日新聞社の記者の女性が、私に声を掛けてきた、向こう岸に行けたら行くことは出来るだろうか。
いつも、タコつぼを入れていた場所から、少し離れたテトラポットへと私たちは向かった、
防波堤で、じーちゃん じーちゃん 探した。少し中腰になり、テトラの隙間をのぞくと すると 黒いヤッケのズボンに綿の入った紺色のジャンバー・・・が。私の目が・・・心が留まった。
大きな声で、「ここに ここに います」
第一発見者!ぽっこりお腹のでぶっちょの警察官の声が海に響いた
海に生き、海へかえっていったじーちゃん
最初に船を出してくれた能登島イルカウォッチングのじーちゃんだった
イルカが2頭の時から来る日も来る日もわたしを船に乗せてくれた・・・。
ご冥福をお祈りします。海とオルゴールブログにもたくさん登場しました。おじいちゃん。たくさんのイルカへの愛情をありがとうございました。安らかに・・・。
2017年冬・・・とうまのじーちゃんが亡くなった。その知らせを聞いたのは、夏の終わりだった。
嵐の日も台風の日も・・・イルカを子供のように可愛がってくれたおじいちゃん。
頼りにしていたおじいちゃんたちが次々とこの世を去りゆき・・・
今度は、私が今年は、舵を握ることとなるだろうと思います。
歴代のおじいちゃんがイルカへの愛を注いでくれた能登島イルカウォッチングのお船・・・
今年は、2隻目の船で操縦士が2名体制で団体さんの受け入れも充実したものとなると思います。
海は、突然にして、人の命を奪うことだってあります。荒れる海・・・雪が降り視界が見えないほどの海・・・大波の海・・
たくさんの海は表情を持っています。海はそれでもキライにはなれない・・・
能登島の美しい海に・・じーちゃんは、虹の架け橋を渡り、天へと上がっていった・・・あの日、海とオルゴールで見た虹が
今も脳裏に刻んでいる。
能登島イルカが、まだ4頭の時の動画です。ムービーはハイビジョンではないですが、当時は、イルカの顔や体が映ることは珍しく、撮影には
技術が必要でした。あの時の映像をご覧ください。
https://youtu.be/huROnr5PP3k
海とオルゴール
http://www.umi-to-orgel.com
能登島マリンリゾート
http://www.notojima-iruka.com