「いまのうちに来たよ・・・」って
リピーターのお客様が入ってくる
羽咋市から 金沢から 富山県から 栃木県から・・・
庭先には 色とりどりのチューリップが咲きました
太陽に向かって 花を広げます 一週間ほどたつと いちまい にまい
花びらが地面に落ちてしまいます
「よくがんばって咲いたね また来年も咲いてね」一本 二本
と茎を切ってあげました
花びらはそっと土の上に・・・何日かしたら 花びらさんは土に返ります
写真は昨日(4/29)の朝のチューリップです
鉢ごと 海側に置きました まるでお供えをするように
海に向かって咲きました
世界にひとつだけの わたしが育てたそれぞれのチューリップさん
おいしい雨を吸収して おいしい空気を吸収して 凛として 咲きました
そんなチューリップをなんどもなんども 見つめています
風が海の上を走ります なんども なんども 走ります
そのとき 海の上には 大きな大きな花が咲きます
じーーーーと見つめていたお客様が
言いました
「ここは素晴らしい場所ですね 聖地です ここは・・・」
湯快リゾート宿泊された 飛騨からの方
入店するときに 靴を脱いで入らないといけないんですか。土足厳禁の
店なんて、いやだわっ・・・って浮かないお顔していらしたのに
1時間後には すっかり リラックスして 目をキラキラしていた表情が
いまも目に浮かびます
コーヒー一杯のつもりが きっとすべてが解きほぐされたのだろう
その一瞬がうれしかった
つい10日ほど前においでた羽咋市からの女性が
にっこり笑顔で 「今日はね素敵な人を連れてきたのよ」
・・・・・・・あの日
わたしは伝えたことがあります
人が人を呼ぶ 一期一会のご縁
今日も聞かれたことがあります
「どうして この店をする気持ちになったのですか」
ようこその気持ちを伝えた
それぞれの時間に それぞれの 一度 ここへ訪れた人が来店された
さすがに 一年前は 思い出すのに時間はかかるものの
微かに記憶をたどる
こうして この場所で訪れる人を待っていられる自分が幸せだ
そう感じたひでした
なんだか また気配がした
ちらっと玄関の戸を開けた長身の男性
栃木の旅人さんだ
一番辛かった時を 共に過ごした時間が その時 記憶が交差する
今日はなんだか たくさんうれしいことがあった
ハッピーな一日でした
奥のテーブル 羽咋市から 手前は栃木の旅人さん
また模様替えをしました やっぱり みんなが海を眺めて欲しいから
こんなんにしました
効率じゃない 心だ そう思ったからです
家族が学校から帰ってら 「あっ!」一言
ちゃんと憶えていました
大切な人だってことが 子供ながらにしてわかるんだって・・・
思います。