海とオルゴールBLOG

イルカにあえる海辺のカフェ『 海とオルゴール』さとみママからのお便りです

大切にしたいこと。

2012-10-03 22:30:15 | 詩集

人とひととのつながりには なんとも不思議な糸があるようでならない
もう何年がたったんだろう 高校生の時の記憶が過ぎる・・・・・
真っ黒に日焼けした笑顔の一生懸命の友の顔が
あれから もう何年がたったんだろう・・・

人とひととの縁とは いま ここにいた友に逢えた奇跡がある

せっこが言う 「海とオルゴールをネットで調べたらブログに辿りついて
よしえちゃんとさとみ(わたし)が写っていて さとみだっ!って分かった」

そう 一年前の9月23日 帰らぬ人となったせっこの妹さんは
海とオルゴールが大好きでした
病院のベッドの枕元に さとみの撮影したイルカの写真が出てきたのよ
姉妹がみんなで海とオルゴールを見つけたのよ

枕元に大切にしまっていた イルカのポストカード そして音楽

わたしは言いました きっと病気で苦しいとき とてつもなく痛むとき
どこもかもが動かなくなったとしても 美しいイルカの目や美しい音楽や
そして 海とオルゴールが きっと 彼女の心の美しい風景として
どんなに体が痛んでも ・・・

大切に大切に ここへの思いを ずっと握りしめていてくださったことを
一年前に知らせをご遺族の方がお話しておられました


高校の時の親友のせっこの妹さんでした
もし わたしを探してくれずにいたら ずっと この頃来なくなったな
どうしているんだろう・・・心配しています

いつも 何年もお客様として来店しても わたしは名前も住所も聞きません
お客様リストは ない・・・あるのは 
あのとき 聞いとけば良かった ただひたすら待つ
嵐の時も 雪の日も 雷の日も・・・

人とひととのつながり どうしても伝えたかったことを
このような形で 伝わって 不思議だね・・・

どんなに苦しくても病魔との戦いだとしても
美しい風景を 大切に心に抱いてくださった 愛さんのことを
いま再び思っています

どうか安らかに・・・・ご冥福をお祈りしています
ここが好きだよ 伝えてくれたご遺族のみなさんのこと
これからもずっと 大切にしていきたいと思っています

宇宙の愛に抱かれて
あの日 気づいてあげれなくてごめんね
あのコメント ずっと大切にします


宇宙の愛にいだかれて (○○(ペンネーム:愛))
2011-05-10 00:52:35
2月から病気療養中、4、5回お店に寄せていただきました。
ここは異空間…五感が喜び、更にこの空間に漂う「気」「オーラ」「エネルギー」に魂が癒されます。
そしてここは、太陽のもとで生きとし生ける
全ての生命体(人間を始め、イルカや鳥…その他小さな生き物や植物、花…などなど)と、
自然の摂理(四季の移り変わりや1日の始まりから終わりまで)が一体になれるのです。
何より太陽の分身であるかのような坂下ママさんに全ての生き物が引き寄せられ、
ここに集まり、癒されるのです。
もうすぐ二回目の入院が近づいてます。ここでもらった沢山のエネルギーを携えて病気を克服します。
イルカのポストカードをベッドに置いて、元気に退院したら必ずまた来ます。
癒しと元気パワーをありがとうございます。感謝の気持で一杯です。



素敵な宝物に出会える場所・・・

2012-09-28 07:14:10 | 詩集
9月27日に大切なお客様が来店しました。

「病気に負けないで、またここで会おうね。」
そう言って、見送った大切なお客様のご家族、
そしてご友人の方が、一周忌に、
私と海とオルゴールに会いに来てくださいました。
そっとテーブルには、影膳を・・・
どんな時も、ここが好きだと言ってくださった彼女のことを、忘れません。


http://blog.goo.ne.jp/umi-to-orgel/e/a2abdab46112d0e71829ffbcf03c1a4c



鳥になり風になり蝶になり
いつも
この空の上で見守っているよ


今日の能登は素晴らしい秋晴れです。
素敵な海を見つめ・・・・和やかな時間が
海とオルゴールで流れますように・・・・


きっと素敵な宝物に出会える場所

そう

ここが海とオルゴールです

宇宙の愛に抱かれて・・・

天国のコースケへ

2012-09-14 21:41:24 | 詩集




平成7年の夏の終わり 次女を連れて 金沢市のゴールデンエンゼル(ペットショップ)へ
日本でも 数あるペットショップの中でも ヨークシャテリア・トイ・プードルのチャンピオン犬を
育て上げるこだわりのペットショップへ・・・
そこに出会ったのが コースケでした 三匹いる子犬の中で 一番元気に
次女が手をさしのべて「おいで・・・」そう呼ぶと次女の手の中に
先にいるヨークシャテリアは当時2歳でした
2頭飼いがその日からはじまりました
子供2人 犬2匹 わたしは朝から晩まで働き 愛犬たちは家族の一員として
子供たちを見守り どんな時も この家に一緒に生活を共にしていました

8月11日午前10時30分 コースケ永眠
二日間の苦しみを耐え 眠るように静かに息を引き取りました
2頭飼いの内のもう1頭のマリアは わたしにすごく懐いていたので
マリアが死んでも コースケはわたしには従わず 懐かず 
最後の最後まで コースケは会いたい家族を待っていました
死ぬ前の日の午後・・・陽だまりの中 家中を見渡し ・・
その姿を見て わたしはコースケに声を掛けました

いろんなことがあったね コースケたくさん助けてもらったね
ほんとにありがとう 

苦しんだり安定したりの波の中 ほんの少しでも側についてあげました
ちょうど和倉温泉花火の時には 長女が羽咋市から駆けつけてきてくれて
長女はずっと側についていました
わたしと孫娘たちは 花火を見ているし 長女は弱っていくコースケの側に
ついていてくれました
帰ってきて長女の顔を見たら ぐしゃぐしゃの顔して・・
きっと泣いていたんだろうな

8月10日は 孫息子と楽しみにしていた学校の行事 立山登山
「僕ね 立山に昇っているときに コースケの事ばかり考えていたよ・・・」
前日に 苦しんでいるコースケを側で見ていて 手で涙を拭い 肩を震わせていた
そうたが 立山の水を水筒に入れて帰ってきた
わたしが看病をしている姿をずっと寝ないで見ていた時間を ふと思う
小皿に入れて あの日いただいた和歌山のみかんの汁
ほんの少し生き延びた 命をつなげてくれたみかん・・・

少しづつ小皿に入れて・・・命をつなげた水
苦しむ姿を見るのが辛くて 深夜外へ出て なんども月を見上げました

最後の日・・・わたしを呼びました 
その瞬間 両腕で抱きかかえました わたしの腕の中で安やかに息を引き取りました
16歳と3ヶ月 コースケ永眠

この一年間 だんだんと老いていく愛犬を見つめました
最後の最後まで 生きることの強さを教わったような気がします

たくさんの方にコースケを可愛がっていただきましたこと心からお礼申し上げます
8月11日 安らかにコースケは天国へいきました
16歳という生涯を強くたくましく生きました
たくさんの生きる喜びを共に楽しむことが出来ました
わたしたちの16年間のたくさんの時間を共に家族としていられたことに
ありがとうを伝えたいです
コースケ ほんとうに ほんとうに ありがとう
ゆっくりやすんでね

天国のコースケへ
ゆっくりやすんでや・・・ありがとうコースケ

孫が書いた手紙


こうちゃんへ
今まで長生きしてくれてありがとう
ねねもこうちゃんみたいに長生きしたいなぁと思っています。
これからも勉強やスポーツにがんばるから みまもってね!
          こうちゃん大好き
              ねねより

こうちゃんのことだいすきだよ
              まい


先立つもの

2012-03-07 21:07:48 | 詩集

お店をクローズして 帰り支度をしていたら 久しぶりに声を掛けたくなった人がいました
お元気でしたか 
すると わたしに声を掛けてくれました
孫は元気にしてるか
いろいろ立ち話をしている内に・・・
おじいさんの声が声にならない言葉がわたしの心の中に届いてきました

先立つものへの思い 計り知れない 哀しい声が飛び込んできました

ふと 今年の11月で13回忌をむかえるいとこの信男のことを思いました
先立つ子への 親の思い・・・
計り知れない

今は無い命 この世にはいない・・・でも 命あるときの
美しい心は 人々の心の魂にいついつまでも 残るのではないだろうか

哀しいとき 苦しいとき そんなとき 空の向こうを見上げると
その向こうが青空であり宇宙の果ての果て・・・
抱かれている亡き人を 祈る自分がいる

           


私たちは水の惑星にいる

2012-02-06 21:37:14 | 詩集



わたしたちは いま こうして 生かされている 沢山の感情を持ったりすることができる
わたしたちは いま こうして 生かされている 病気になって苦しむことだってある
生きている間に いろいろなさまざまなリズムが繰り返される

人生の中で 記憶に残る場面だってある
楽しいことも 辛いことも 苦しいことも さまざまなこと
葛藤したり 挫けたり 悩んだり 涙したり
そんな時 どうしようもなく 自分が嫌だなって思うことがあるよね

人は十一面の顔がある 生きていることは 戦いなんだって
けっして楽じゃない

私たちは 水の惑星にいる 宇宙の果てから見下ろせば
この水の惑星は 果てしなく青く みなひとつのものである

鳥も花もイルカも全てのものが一体である
みなひとつなもの・・・

繰り返される日々の忙しさの中で 深呼吸をしよう
耳を澄まそう いままで気づかずにいた命の音が聴こえてくる
それは 眠っていた脳が活性化するほどの目覚めのバイブルでもある
小鳥たちの声・・・・自然の摂理
生きている瞬間を ここにいると深く感じる

争うことも 憎しみ合うことも 面見合うことも いらない

邪悪なもの そんな空気さえ 消してしまえる ここは不思議な場所

ここが大好き・・・って言って ずっと ずっと 海とオルゴールが見えなくなるまで手を振ってくれた
愛さん・・・・・・・・・・
もう一度 もっと もっと 話したいことが ありました
きっと 宇宙の果ての果ての空(くう)から みなのことを見守ってくださっているにちがいありません

鳥になり・・・花になり・・・

いつか 愛さんが残してくれた 「宇宙の愛に抱かれて・・・」
伝えることがわたしの使命です

天上界からの贈り物

素敵な春の花をありがとう ありがとう ありがとう



愛さんのご家族のみなさんへ 春の花 どうもありがとうございました

   海とオルゴール
    坂下さとみ


雪解けの庭で見つけたクリスマスローズ

2012-02-05 21:21:05 | 詩集

ずっとうつむきながら 雪の中で埋もれていた花が 雪解けから姿を現しました
クリスマスローズをテーブルにアレンジしました
明日は 雪も落ち着き 晴れるとのこと・・・
少し芽吹いた木々の枝に 小さな小鳥たちが集まり 小さな声で鳴く気配を遠くで聴いていると
なんだか 春だな・・・って
それから 南の太陽の光も・・・なんとなく陽だまりの日差しを感じたり・・・
長く長く続いた北陸・能登の冬・・・・もうそこまで春の息吹が感じられる今日この頃です
泣いたり笑ったり・・・悩んだり・・・いろんなことがあるけど・・・
春はきっと来るって思った 小鳥さんにおしえてもらったよ・・・



綺麗だね・・・

2011-12-20 21:41:13 | 詩集

一輪 二輪 三輪・・・つぎつぎと薔薇が咲きます
このまま寒さに当てると たちまちのうちにせっかく蕾をつけた美しい命が咲かずに凍えてしまいそうなので
わたしは 一輪 二輪 三輪 四輪 五輪・・・蕾をつけた薔薇を切って テーブルに飾りました
すると 一日がたって もう一日もたって また一日が過ぎて 
傷一つつけずに 薔薇が美しく咲きました
大切に育てた薔薇を 大事に見守ったから こうして 美しい形を 見られることが出来ました
最初はなにもなかった庭に・・・
たくさんの花に元気をもらっています


綺麗だね・・・って
話しかけています
いい匂いだねって見つめています


おばばといっしょ(おばあちゃんといっしょ)

2011-12-17 21:35:20 | 詩集

能登に初積雪が・・・
山の奥深い穴水町へ車を走らせます
おばばと子供が 目の前に映りました

ひっぱって わらって ひっぱって よっこらしょ きゃっきゃきゃ・・
そんな声が今にも聴こえてくるようで
カメラを持ち その瞬間をファインダー越しで見つめました

なんだか 心がふわっとなりました

おばばといっしょ
いつもいっしょ 

          


2011-12-05 21:13:21 | 詩集




12月の午後は あっという間に 暗闇に・・・
午後4時過ぎに 年老いた夫婦が 海を見つめ・・・
微かな音に問いかける 「聴こえるかい」

「いま どんな音がする・・・」

そうだね この店の雰囲気に調和した音が聴こえるような・・・

「そうか・・・」

耳が不自由なだけ わたしは音を聞き分ける能力があると その時に閃いた

ご婦人が わたしに背を向けて 一言 言葉を残す
・・・・・ここは瞑想に入れるとこですね

波の音も聴こえるのよ わたし・・・

人はどれだけの 音を失ったとしても 空気は読みとれる

わたしはそう思う


心の支えになれば・・・一生懸命作りました。

2011-04-02 22:28:46 | 詩集

能登島 海とオルゴール umi-to-orgel.com 自然写真家 坂下さとみの世界

東日本大震災から3週間が経ちました。わたしの写真で少しでも心の支えになればと思い、一生懸命フォトチャンネルを作りました。たくさんの人にご覧いただけたらと思います。
みんなが一つの力を合わせ、笑顔の向こうを届けたいです。

 海とオルゴール
    坂下さとみ


伝えたかったこと

2010-03-23 22:39:23 | 詩集


海とオルゴールは海の底まで見えます
店内から 海面に波紋が広がりました
じーと海の中を見ると 魚がスイスイと泳いでいます


風ひとつない 透明感のある海はとても幻想的になります

もうすぐ この鳥たちとも お別れです
春になるといなくなってしまいます
わたしの好きな鳥たちです
いつも 心の中で 1 2 3 って数えて
あっ・・いまもぐった あっ・・いまでてきた
あっ・・はぐれた あっ・・
小さな鳥さんたちは 海にもぐって 
朝から夕まで海の下にある貝を食べてます
一日中働いています そして夕暮れが近くなると 
お山へ揃って帰ります
その様子をいつも わたしはこの目で見ています


こんな風に いつもわたしの目に飛び込んできます
この風景を伝えたかった


みんな 一緒に・・・

ここでしか見られない 


思わず何枚も 

伝えたい風景を残しました


どんなにはぐれそうになっても 日が暮れるころには


みなが一緒に・・


仲良く・・



伝えたかったことがある

ここは時計もいらないとこ 朝が来て 夕がくることを
いつも知らせてくれる 鳥たちがいる





森があって 海があって・・・

2010-03-19 22:18:59 | 詩集



(目と目が合った瞬間のトンビ)

島に通うようになって、はや何年たつだろう・・・
オープン記念日は2005・3・25 
建物の完成が  2004・8・10
確か2002年には、土地購入していたと記憶にある。
と言うことは、8年も、ここに通っている。
魅せられて 惚れて いつかここで・・・
この8年余りの期間に いろいろ気づいたことがあります。

森があって 海があって 自然界の生き物たちは生きている
島の生き物たちをみていると たくさんのあたたかを感じることがあります

写真を撮るときに 自分が元気のあるときしか カメラを持ちません
心が曇っているときの写真は 迫力も魅力も感じないから
もっとも元気な心の時に レンズを海や生き物たちに向けます

このブログを見てくださる人たちがいる 写真や文を通して
なにか通じ合えるようなあたたかさを感じてくださることが うれしいです

(無人島にいた鵜)
いろいろなスタイルをしてる鳥たち・・・
それぞれが 生きる為の知恵を働かせて この島に棲んでいる

何時間もこの縄張りで食べ物を待つ サギさん


森があって 海があって 生き物たちは 生きていける

今日 自宅のすぐ近くの空き地で タヌキを見かけた
キツネもいる そっと声をかけてあげた・・・なにも出来ないけど
心の中で 「森がなくなったから ここに来たんだね」

森があって 海があって ・・・
生きていける







なぜか営業してましたぁ~

2010-01-30 17:55:19 | 詩集

1/20~2/3まで冬季休業(大寒の期間)お休みをいただいていますが、
午前11時に店に、わたしと、カエルパパが、やって来ました。
わたしは、明日の試験に備える勉強のために。カエルパパは、
ビデオの編集のために・・・

でも、結局・・・なぜか
お客様がやってきて、営業してしまう。

いつも来てくださる、門前町の男性、
たしか去年の暮れにおいでた。
少し、寂しそうな表情を浮かべ

「妻の百か日の法要がすんで、ハンドルを握った
先がここにきてしもたぁ~」

わたしがあの日、テーブルに影膳
(亡くなられたかたの膳)にコーヒーを
そっと置いた。
伝えたかったことを察知した。
海とオルゴールの椅子に二人海を見つめて並んでいた
思い出の場所へ、きっと知らせに来たことが、わたしの
胸の奥に深く浸透していた。

「確か、大寒に入ると休みやちゅーーーの
知っとたんやけど、来てしもたうぇねぇ」


時間は、午後5時50分。今日は1月30日。
確かな、海とオルゴールとわたしのお休みだ。
休めない理由がある。

・・・・・・・・・・心が行き止まりになったときに
いつもここに訪れる大切な人を待ちたい・・・

ぶらぁ~と京都から来ました
 なんとなく輪島から来ました
 晴れてたのでドライブがてら来たらここに来ました

大寒を記憶していただくには何年かかるだろう・・
 きっとよっぽどの用事がない限り、わたしは、いつも いつでも
ここにいるような気がした。


天使のはしご

2010-01-30 08:55:05 | 詩集
  

雲の微かな間から 少しの太陽が光を放します
その時 天使のハシゴが空から下ろされます
このハシゴを昇るときは きっと楽になる時なんだろうな
最近 生きることの大変さに 痛感します

50の声が近くなるにつれて だんだん無理が・・・



いま この日この瞬間 目に映る 生き物たちの行動を
窓から見てると さっまで塞ぎこんでいた心が
放される 






大きな空に抱えてもらう なんだか すこしづつ楽になってる
わ た し ・・・





サギとうみねこのコンビ

2010-01-12 00:49:25 | 詩集

ちょっとおもしろい光景を目にしました。

 うみねことサギです
  
サギさん:「さっきまで、そこの岩のとこで、3時間もいたけど・・・
      今日は、食べ物がなくて・・・どう。。最近?」

うみねこ:「わたしもよ!」

  似ても似つかないお二人さん。。見てるとなんやぁ~
 ほのぼのしましたぁ