田村神社は郡山市田村町にある神社。坂上田村麻呂が蝦夷征伐の際に鎮守山泰平寺を建立したのが始まり。
神仏習合し「大元帥明王」と称していたが、明治維新後の神仏分離令により「田村神社」と改称。御祭神は坂上田村麻呂。
△一の鳥居
国道49号線沿いにあるが、神社までの道は少し入り組んでいて分かりにくい。郡山の市街地や三春町から車で30分くらい。
△神社は小高い場所に鎮座している。手すりにつかまりながら、急な石段をゆっくり登る。
△石段の途中で振り返ると、一の鳥居が遠く下の方に見渡せる。
△石段を登り切ると、仁王門。「鎮守山」の山号額が掲げられ、2体の仁王像がにらみをきかせている。
△表情や体全体に、今にも動き出しそうな迫力がある。腕や足に太い血管が浮き上がっているのが見える。
△石段を5段くらい登ると、神楽殿。意外と広い。通路の途中に太鼓が吊り下げられている。
△本殿は、二本松藩主丹羽光重公が1662年に建立。「大元帥」山号額と「田村神社」神額が並ぶ。
△入母屋造の本殿。三間×三間の仏堂建築だが神殿として使用されている。
△脇社・八幡神社、流造り、1662年の建築
△脇社・熊野神社、春日造り、1661年の建築
△見上げるほど大きな狛犬。表情がユニークで愛らしい。子どもの狛犬がじゃれて遊んでるのか。
△東の鳥居
49号線と須賀川三春線が交差する辺りの西側、社号標と民家の奥の方にある鳥居が目に入る。
少し高台にある田村神社。境内には何本か大きな桜の木が植えられている。桜の咲く頃に再訪して、遠い遠い昔に思いを馳せるのもいいかもしれない。