△ウリクラゲ
(2024.4.30 加茂水族館にて)
有櫛動物門/無触手綱/ウリクラゲ目/ウリクラゲ科
瓜の形をしたクラゲ、触手はない。
体の表面に櫛板(しつばん、くしいた)という繊毛の束が並んで、8列のラインになっている。この櫛板を波打つように動かして泳ぐ。
△カンパナウリクラゲ
(2016.8.6 加茂水族館にて)
有櫛動物門/無触手綱/ウリクラゲ目/ウリクラゲ科
つぶれた爪のような形をしたクラゲ。
多くのクラゲにはお尻がないので、エサを食べて消化吸収した後、ごみを口から吐き出す。カンパナウリクラゲは口とお尻が別にあるので、口から食べてお尻から出す。
△シンカイウリクラゲ
(2023.5.2 加茂水族館にて)
有櫛動物門/無触手綱/ウリクラゲ目/ウリクラゲ科
形はウリクラゲと同じだが、体の中身が赤や紫色に染まっているのが特徴。
太平洋などの水深500~1000mの外洋に生息しているが、冬場の北日本では浅瀬でも見ることができる。
ウリクラゲの仲間たちの美しさは、写真ではなかなか…動画で記録しておきたい。暗い海の中を泳ぎながら、体に走る数本のラインがタララララータララララーと七色に輝く姿は非常に美しくて、目を離すことができない。
これは、ウリクラゲが発光しているのではなく、櫛板を動かしたときに照明の光を反射するために虹色に光って見えるということ。
5~10㎝くらいの結構大きなウリクラゲが、体を七色に輝かせながら泳ぐ姿は、まさしく神秘の世界を見ているよう!
大きな口を開けて、近づいてきた仲間をがぶっと飲み込んで食べてしまうという恐ろしい姿は見なかったことにしよう…