浦幌神社・乳神神社の宮司一筆  

神社や日本の伝統文化で培われてきた教えやヒーリング(癒し)をお伝えしております。浦幌神社・乳神神社宮司の一筆。

まつり

2009年04月09日 | 宮司一筆

4月、浦幌町のの神社では、春祭りが行われています。

祭りは、それぞれの神社で規模も違いますが、

祈る心は、皆同じ、今も昔も変わりありません。

 


この「まつり」とは、語源的にどのような意味をもっているんでしょうか。

 

「まつり」の「まつ」は、待つを意味します。

 


鎌田純一著の「神道概説」によると、

「まつ」とは、みえないものがみえる場、接し得る場へ来るのを迎えるのが「まつ」であり、その来訪者を好意をもって迎える意味も含んでいる。「まつり」という語もその意味でを歓待する意味をまずもっているとみられる。


とあります。


気が焦って自分の利益ばかり祈るのではなく、

様が与えて下さる天運や恵みを心静かに「まつ」ことも大事なんですよ。

自分のことは後でいいんです。

様に尽くし人に尽くす奉仕の心を持てば、自然と幸せを感じることができます。

 

 

自然の恩恵に感謝をし、様をおもてなしする純粋な心が、

皆で共有できるから、今もお祭りが続いているのです。

 

宮司一筆

 

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