4月、浦幌町のの神社では、春祭りが行われています。
祭りは、それぞれの神社で規模も違いますが、
祈る心は、皆同じ、今も昔も変わりありません。
この「まつり」とは、語源的にどのような意味をもっているんでしょうか。
「まつり」の「まつ」は、待つを意味します。
鎌田純一著の「神道概説」によると、
「まつ」とは、みえないものがみえる場、接し得る場へ来るのを迎えるのが「まつ」であり、その来訪者を好意をもって迎える意味も含んでいる。「まつり」という語もその意味でを歓待する意味をまずもっているとみられる。
とあります。
気が焦って自分の利益ばかり祈るのではなく、
様が与えて下さる天運や恵みを心静かに「まつ」ことも大事なんですよ。
自分のことは後でいいんです。
様に尽くし人に尽くす奉仕の心を持てば、自然と幸せを感じることができます。
自然の恩恵に感謝をし、様をおもてなしする純粋な心が、
皆で共有できるから、今もお祭りが続いているのです。
宮司一筆
浦幌神社・乳神神社
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