乳様のお話の続きです。
その後、乳房に似たコブの付いたナラの大木は、
乳授大(ちちさずけおおかみ)
乳授大明(ちちさずけだいみょうじん)
などと呼ばれ、信仰されるようになりました。
次第に、乳様に祈願をして、願いが叶ったという方が増えるようになり、その信仰は、遠くは本州まで広がりました。
当時、願いが叶いますと、
そのお礼参りに「のぼり」を立てるという信仰が広まったそうです。
浦幌神社に残る乳様ののぼり
乳様発祥地の一番近くでお住まいになっていた飯田アヤ子さん(90歳)によりますと、
乳様のナラの大木のまわりには、たくさんの吹流しの「のぼり」が立てられ、とても賑やかだったそうです。
次回は、飯田さんのおばあちゃんのお話をご紹介致します。
前回、お話しましたが、乳様の油絵を奉納くださった菅原敏枝さんの妹さんにあたります。
お楽しみに
宮司一筆