浦幌神社・乳神神社の宮司一筆  

神社や日本の伝統文化で培われてきた教えやヒーリング(癒し)をお伝えしております。浦幌神社・乳神神社宮司の一筆。

水無月

2009年06月02日 | 宮司一筆

北海道十勝 子宝祈願 安産祈願の神社 浦幌神社・乳神神社より一筆啓上。

いよいよ6月です。北海道十勝は、運動会シーズンです。

上士幌町にいる姪も今年は運動会デビュー。楽しみです。(まだ4歳ですが・・・)

いきなり、身内ネタで失礼しました~。

 

さて、本題、6月は太陰暦で水無月(みなづき)といいます。

水無月とは、水、無、月と書きますので、水が無い月と思われがちですが、無「な」は、「の」という意味ですので「水の月」という意味があります。

太陰暦の6月は、田んぼに水を引く時期ですので、田んぼ一面が水に覆われます。

日本は稲作文化ですので、そういった光景がどこででも見られたのでしょう。

それで、水無月と呼ばれるようになったそうです。

稲作は、日本人の生活文化に大きな関わりがあり、神社神道とも深く結びついております。

例えば、神社や神棚に張る注連縄(しめなわ)。

注連縄(しめなわ)は、本来、稲ワラでつくられます。

稲ワラには邪気を祓う霊力があると信じられてきました。(実際に殺菌の効果もあります。)

注連縄(しめなわ)を張り巡らせることにより、俗世との境界をつくり、ここから先が聖域であることを示します。

 

浦幌神社の注連縄(しめなわ)

 

十勝は稲作農家が少ないため、浦幌神社では、中富良野の稲ワラを使い奉製しております。

 

次回は、稲作にまつわるお話を致します。

宮司一筆

 

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