浦幌神社・乳神神社の宮司一筆  

神社や日本の伝統文化で培われてきた教えやヒーリング(癒し)をお伝えしております。浦幌神社・乳神神社宮司の一筆。

浦幌神社へようこそ

2009年06月04日 | 宮司一筆

北海道十勝 子宝祈願 安産祈願の神社 浦幌神社・乳神神社より一筆啓上。

浦幌神社・乳神神社のホームページ「浦幌神社へようこそ」

年中行事写真をアップしました。どうぞご覧ください。

春季社日祭の様子

春季祭典宵宮祭の様子

春季祭典本祭の様子

春季乳神神社祭の様子

 

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宮司一筆


稲作・お米の話 2

2009年06月04日 | 宮司一筆

北海道十勝 子宝祈願 安産祈願の神社 浦幌神社・乳神神社より一筆啓上。

稲作・お米に関するお話の続きです。

 

稔り

よく、「稔りの秋を迎えました。」といいますが、「稔り」という字も稲作と深く結びついております。

稔(トシ)」とは、稲が成熟をすることを意味します。

「稔」の字は、 「禾」 + 「念」 です。

「禾」は「イネ」「イネヘン」「のぎへん」、穀物一般の総称、イネを意味します。

「念」は、念願、望むことを意味します。

「稔」(トシ)は、「稲を念じる」「稲を念願する」「稲を望む」という意味になります。

そこには、稲の成熟を念願することが、稔りにつながるという信仰があります。

毎年、神社で行われている祈年祭(きねんさい)と新嘗祭(にいなめさい)というお祭があります。

先ず、春先に稲を主とした五穀の豊穰を祈って祈年祭を行います。

そして、稔りの秋に新穀をお供えし、様の恵みに感謝する新嘗祭が行われています。

〈祈年祭で祈る〉→〈収穫〉→〈新嘗祭で感謝〉

このサイクルを千何百年も続けてきたのが日本人なのです。

 


年・歳(トシ)について

年・歳(トシ)は、稲が成熟をすることを稔(トシ)」といったことに由来します。

稲作の収穫サイクルは1年であることから、1年の単位を稔(トシ)→年・歳(トシ)というようになったといわれております。

 

浦幌神社御米

浦幌神社・乳神神社の祈願祭では、様の霊力が籠もった「御米」を神前にお供えし、祈願後に授与しております。

 

北海道蘭越産の「おぼろづき」です。

天皇皇后両陛下が御来道された際に、ご指名をうけたお米の卸問屋の㈱旅家さんのお米です。

北海道米もおいしいですよ。各ご家庭でどうぞお召し上がりください。

お米を食べて身体の中から様のお力を頂き、元気に暮らして下さい。

 

 

最後に

「実るほど頭をたれる稲穂かな」という名言があります。

稲穂は実を沢山つければてつけるほど重くなり、垂れ下ることから、知識や経験が深まり人格が高まるほど、謙虚で慎ましくあるべきとする教えです。

歳を重ねても「ありがとう」の感謝の念を忘れず、頭を垂れる人でありたいものです。

宮司一筆

 

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