設計事務所の裏窓

夫は建築士。設計事務所をやってます。
裏から眺めた感想、日々の独り言。
不定期便で頑張ります~!

懐かしい~

2006年09月01日 09時25分10秒 | 独り言
最近 新しいものが生まれないなと感じる。

世は正にリメイクものが大流行。
歌もドラマも大昔に聞いた、見たというのがまた流行る。

「懐かしい~~」と言葉が出る度 なんだかこれでいいの?と
少々 焦り気味は自分くらいだろうか。

「懐かしい」で終わればいいけれど 裏をひっくり返せば
新しいオリジナルが出ない世の中って事になる。
何かの物真似。何かの追いかけ。
確かに模範があると次は動きやすいし 造りやすい。
でも なんだか寂しいと・・・・勝手に思うこの頃である。

それでも「懐かしい」と思うものに魅かれるのは
人間の習性のようで・・・・

今 水曜の夜7時から「まんが日本昔ばなし」という
アニメが再放送されている。
これが妙に懐かしく なぜか子供なんかより自分が
見てしまうのだ。
「ぼうや~~」というなんともいえないオープニング
テーマが流れて 素朴な画像が流れると子供の頃に
見ていた自分を思い出す。これは確か土曜に放送だったような・・
昔は土曜も学校があったから このオープニングを
聞くと なんだか明日は休みという解放感を味わった感じがして。

大体の話しは オチもなく今見ると「で、どうした?」という
セリフも出てしまうような内容も多々ありだが
昔話とは そんなもの。
それよりも市原悦子と常田富士男という たった二人の
声優が話しの登場人物の吹き替えをするのが なんだか良い。

1から2へのステップは多分 何でも簡単で
0から1へのステップは多分 何でも困難。
何でも楽がいい。
そんな風潮が やたらと「懐かしい」ものを売り物に
しているのかもしれない。
このままだと無から生み出す苦しさを
よけるばかりになりそうだ。

でも やっぱり「日本昔はなし」は なんだか好きである。
何でも楽がいいと思う自分には 「懐かしい」ばかりに
浸りそうである。