回顧録～くだらん比較

この間、ふと引き出しの奥から
母子手帳なんぞ発見！
あら、結構真面目に最初は書いてたじゃんと
思う程、一応検診の度に　細々と
まだ一人で寝返りが出来ないだの
独り寝をしてくれませんだのと
心配事が書いてある。
（この後　長男は約８年間も独り寝が
　出来なかったけど・・・涙）
で、身長＆体重の折れ線グラフなんか
ついてて、それにマルとかしてて・・・
あーーーこんな時期あったあったと思い出す。

大体あの頃って　やたら検診と予防注射ばかりで
保健婦さん達の
「成長過程は他人と比べるものじゃありません～」
みたいな言葉に　皆一様、　そうよね、
当たり前じゃないと表面上、うなづくものの、
明らかに成長過程が遅れ始めると、
やや焦りの現実があったりして・・・
おかしなもので、１歳でおむつが外れようが
３歳で外れようが、３０歳になっておむつしている
通常の大人はいなく、同じく１歳で歩こうが
１０ヶ月で歩こうが小学生になれば
皆走っている訳で・・・・
でも　この時期は、それが全てみたいな
空気も現実にはあったりして・・・

長男は１歳３ヶ月でやっと歩き
首すわりも凄く遅く、さすがに
１歳過ぎて　ハイハイをしている頃は
なぜに歩けないのかなあと
公園に行く度　少々焦り？？があったけど
これが二人目になったりすると
いーよ、いつか歩くもんに変わっている。
でもそういう思惑とは勝手に
次男は９ヶ月でスタスタ歩き
１歳では走ってた・・・
これはこれで凄く厄介で・・・
でも　当時一人しかいない知り合いママ達に
会えば、早い～～どうしたら早く歩ける？？
なんて言われる。
おまけに　手をとっては　練習しているの！
なんて日課のようにしているママもいたなあと。

一人で食べれる。
一人で寝れる。
おしゃべりをする。
トイレにいける。
出来る時期は　数ヶ月の違いで
誰もが出来る事なのに、なぜか比較して
焦る気持ちが少々芽生える。
今考えると　あーーーくだらん～～って
思うけど、あの頃は、そのくだらん～～って
事を気にしている。
良く言えば、皆一生懸命。
悪く言えば　世界が狭かったのかなと。
もうね、目の前の事しか入らない。
毎日、寝ない、食べない、飲まないしか
ない毎日だから。。
こういう感覚　子供が成長するに従って
なくなってしまう。

でも時に、質が変わってもずーーっと
くだらん比較を繰り広げている方達も
いらっしゃる。
どこどこの子は　どこどこの中学に入ったとか
そうそう、今度は学歴系でくだらん比較が
始まってしまうらしい。
あ、自分の周囲はありがたい事に
この種の方達はいないけど・・・

子供と親である自分が一体化。
そういう感じはあるのではないだろうか。
学校が終われば、就職先、結婚先と
どこまで　くだらん比較で一喜一憂するのかなあと。
迷惑なのは、とうに別人格として成長している
大人になった「子供達」だろうなあと。
親も一緒に成長しないとなあと
つくづく思ってしまう～


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